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■ 視覚障害者の為のコーナーを作る為のコンテンツ考察。
  1. 写真がないと成立しないようなhtmlを省く。
  2. 残ったhtml内の、文字装飾、javascriptなどのタグを削除する。あっても大丈夫な場合であっても、見た目の効果が残ると、目が見える分、それに依存して作成してしまい、バリアフリー作成の概念を忘れてしまう時がある。
     見出しはこれでOK!と思ってソースを見たら、<font style="font-size;5; font-weight:bolde;"> になっていた。←これでも読み上げてくれるが、見出しとして捉えてくれない。
  3. バリアフリーを意識して記述していないので、改めて文章を推敲しなければならない。
     前述の「だけど・・」「だよね(笑)」「しました。。。」、もしかしたらフェイスマークや半角カタカナもあったりする。
     同様に、「昨日、ドラゴンクエスト攻略本を買った」だって、ドラゴンクエストの攻略本を買ったのか、そういう名前の本を買ったのかがこれでは分からない。
  4. 個人の判断に拠るところでは、写真がなくても成立するhtmlだったとしても、見えていたことに対する内容、または見えないと分からない内容のは、どうするか?
  5. 簡略日付は「2005.10.13」とか記す場合があるが、これはどう読まれるのかが分からない。
     2005年10月13日と書き直すのが良いと思うも、私は取り敢えず結果が分かるまでこのままにしてある。
  6. 全てのページの最下位には、<hr> を記し、その下に目次へ戻るリンクとトップページへ戻るリンクを設置して、レイアウトを統一した。
■ 実際の視覚障害者のサイト。
 yahoo等で「視覚障害者のサイト」で検索すると、障害者支援サイトが多く、個人サイトはそこのリンクをたどって探してゆく。チェックしたのは50くらいのサイト。

 さすがに文字装飾をしているのは見かけなかったが、読み上げ量が多いと聞くのに疲れるからとやたら細かく区切ったサイトもあれば、<p>、<br>なしの一気に流し込んだのもあったりでさまざまである。
 見慣れてくると、<h?>で見出し、本文を<p>〜</p> で区切っただけの表示はなかなか見やすい。
 矢印記号「→」を使っていたのを見かけたので、おそらく「ミギへヤジルシ」とか読み上げて効果的なのだと思う。

 いろいろなページへリンクするも、肝心の戻るリンクがないのでそこで立ち往生してしまったhtmlも幾つかあったが、視覚障害者の人がここまでwebを作れたのだからと思うか、他の視覚障害者達への配慮も、と考えるかはいろいろだ。
 その前に作った当人が迷わないのか?

■ バリアフリーへ
 バリアフリーとは 障壁(barrier)を取り除く(free)ところかららしいが、webにおける共存は可能だけど、それなりの制約は受けるのも現実だ。
 ここでは視覚障害だけを取り上げているが、弱視に対する色の使い方、または高齢者などによるマウス操作のしやすさなども考慮に入れなければ、真のバリアフリーとは言わないのだ。
 そういう意味で私のは、なんちゃってバリアフリーです。

 例えば、リンク個所で、1 2 3 はボタンが押しづらく、 1   2   3  とかのようにすれば良い。

 それぞれが感じるカッチョ良いクールなレイアウトとのバランスを考えるとストレスも溜まるかもしれないし、まずwebを作っていて楽しい要素かどうかも疑問とも言える。
 つまり、そんなことを知らずに勝手気ままに作ってしまった50MBぐらいあるサイトを全部最初から見直さなければならない天文学的な労力は、絶対に嫌だ!という女をその日のうちに口説いてホテルに連れ込まなくてはならないくらいの難業で、それなら別な女を探した方が簡単、いや、新たにそれ用に作る方が何かと都合が良いというのが本音なんだ。

 素直に物理的に障壁は取り除けない、と白旗揚げるのもアリだと思う。無理は無理なんだ、というヤツだ。
 しかし、棲み分けとしてのBFコーナーは、感覚的な障壁は取り除けたという共有感があり(そう願いたい)、それをどう思うかは、またはどうするかは、それぞれwebを作っている人が決めてゆくことだと思う。

 視覚障害者にとって、見た目は関係なく、ソースが命。
 ところで、読んで面白い文章かどうかは、これも別な次元である。

  • 追記 2011.7 ------------------------
     トップページのgo to The Barrier freeをクリックするとバリアフリーが表示された。
     しかし現在、拙ホームページ自体をcssを使いバリアフリーを踏まえたサイトにリニューアルしたので、上記バリアフリーコーナーをお休みとした。

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