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菊の紋章/Escudo imperial  従兄弟が警察関係に勤めていて、吸わないからとこんな煙草を貰った。
 一文字「賜」とだけ記した白い箱が厳かである。蓋を開けてみたら銀紙が折り重なってあり、それを開くとまたパラピン紙。おぉ、何処までも厳かなんだ。それもめくってみれば菊の紋章入りの煙草10本がお目見えした。
 人手が足りなくて皇室行事の警備を手伝ったりすると宮内庁の方からお礼品みたいなものでもらうらしい。聞けば、中身は「しんせい」とか銘柄が決っているらしいのだが、今は分からない。
 吸いたいのだが、こんなの畏れおおくて吸えないので、昭和天皇のご遺影と一緒に立て掛けて眺めているだけだ。

菊の紋章/Escudo imperial 菊の紋章/Escudo imperial 菊の紋章/Escudo imperial

   こんなのくれるのなら宮城や御陵の清掃だってやるのだが、果たしてもらえるのだろうか(動機不純)。2007年、タバコではなく他のモノになった。  

菊の紋章/Escudo imperial  ところで左の写真のライターにも菊の紋章がついている。
 良くみると花びらの数が違うのだ。何故かパスポートにも描かれているのだが、皇室の菊の紋章は16枚で、このライターのは14枚。
 おそらく、叙勲者はいろいろなところからお祝いされ、そのお返しの物ではないかと思う。昔、そんな叙勲者の返礼商品カタログの撮影アシスタントをしていたところからだ。
 不敬罪のない昨今、一般人が16枚の菊を使用してもお咎めはないが、やはり皇室のというところから厳かすぎて敬遠してしまうのが実情かもしれない。

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