FUJICA GW690 III (90mm f3,5)

GW690 最初に使った6×9カメラは、FUJICAの初代Gシリーズで交換レンズタイプのヤツで、100mmと65mm。
 フリーになった頃、学校の卒業アルバム用のスナップをする代写カメラマン(スクールフォト)をやっていたので初代フジカ6×9は良く使った。広角の65mmは?なんて思いきや、華厳の滝(日光)の展望台の前で撮る時に必須なのだ。
 そのうち雑誌やコマーシャルの仕事が増えてきてスクールフォトも疎遠になってきた。同時に6×9の出番もなくなってきたので友人のカメラマンに譲ってしまった。

 数年後、仕事内容も少し変り、会社の就任式やパーティなどの集合写真を撮る機会が少し出てきたので、改めてこのFUJICA GW690 III(90mm f3.5)を買った。3代目なので3型。
 90mmを135に換算すると、1/2の45mm。もう少し広いように感じるのは、まだまだこの画角を会得していないからかなぁ。

GW690 90mmと65mmとくるのなら160mmぐらい欲しいな、とずっと思っているのだが、もともとこの機種は集合写真ご用達に作られたようなもんで、集合写真で160mm(135換算で80mm)って使うかぁ?なので発売される訳がない。
 と思っていたら、それどころか2003年暮にとうとう製造中止となってしまった。オーマイガッ!
 往年のベストセラーとは言っても殆どプロが使うもので、そうそう買い替えるものではないので販売台数も伸びず、経費削減が一番の要因ではないかと思う。

class=unpoco>「FUJI GSW690 III/65mm f5.6」へ続く