HORSMAN SW612 45mm

HORSMAN SW612 なんだ、このカメラは?というくらいあまり知られていないのがこのホースマンSW612シリーズ。
 知ってはいてもカタログとかwebとかで、実際に見たり触った人はかなり少ないのではないかと思う。希少価値があり、垂涎モノという訳では全くない。単に高価で、これを買うのなら他の機種をというのが殆どだ。
 普通の6×9の広角と言えば65mmまでだが、これはその先の45mmとか35mmとかがあり、135に換算すれば、20mmとか15mmになる超広角カメラで、フィルムバックを交換すれば、6×9 → 6×12のパノラマにもなる。

HORSMAN SW612 レンズは金満ドイツレンズのローデンシュトックで、レンズだけで定価が250,000円(うへー、なんちゅー価格だ)。
 これにボディとフィルムバック、ビューファインダーが付いて、合計400,000〜450,000円。実売価格は340,000〜370,000円ぐらいになる。たまたま運良く格安にて先輩から譲ってもらったのは、6×9で超広角が欲しかったからだけど、ま、一般的にはこういうのは買わんだろうな。普通はリンホフかハッセルだろうな。

 写真ではレンズプロテクターとアクションファインダーが付いて、すげーカッチョ良く見えるが、実際は使いづらく、プロテクターもファインダーもハズして撮っている。
 軽いから小さなジッツォでも十分で、撮る時だけアクションファインダーを付けて確認している。
 4×5のようにバックをハズして付けるガラススクリーンもあるが、室内とか近距離の場合だけで、普通はヘリコイドを回しての目測。
 仕事でも使えるから良いけど、さすがに新品を買う勇気はないな。