ISE Print Washer (14×17)

印画紙水洗器 バライタ印画紙の水洗器である。
 数枚ならバットで処理するのだが、写真展などの半切50枚とかになると、やたら手間と時間がかかってしまうので、特注でISEに半切10枚入る水洗器を作ってもらった。
 仕切りが10枚あるので、両面だけではなく器の壁も使えば合計22枚が水洗できる。
 写真下の管の先みたいなところにホースを繋いで水を入れ、上からこぼれるようになっている。この方法が水洗効率が良いとのことだ。

 印画紙にしみ込んだ薬品を除去するので強い水流で行うのかなと思ったら、水の流れって不思議でストローぐらいの細さでやれば十分とのこと。1分間に2リットルぐらいの水量。
 通常それで40分水洗するのだが、付きっきりになる必要はなく、この時間は後片づけをしていれば済む時間だ。

印画紙水洗器 QWを使えば時間短縮になるのだが、これを使うと乾燥時にゴミが付着しやすい感じがする。QWの薬品が抜けていないのかなと時間をかけ、結局は30分ぐらい水洗するので、それならそのまま40分やった方が楽なのでQWは使っていない。

 金額は85,000円ぐらい(1996年)。
 たかだ水洗でこんなにお金をと思われがちだが(たまにそう言われる)、塩ビ製で手作りとなればこのくらいの値段になるし、どこにお金をかけどこを節約するかは、それぞれの趣味への求め方次第だ。
 セドリックを買うつもりでローレルにしたらかなりの金額の差がでるのだ、と自分に納得するようにしている。