Nikkor 105mm f2,5

105mm 大学1年の時に買って、ソウルオリンピックの取材まで使っていたから実に8年ぐらい愛用していた訳だ。
 New Nikkorだったけど、Ai用に改造したり何回も修理やOHに出したので、絞りリングは新しいのに変わっている。

 フリーになって、300mmや180mmを買ったけど、インタビューやスタジオポートレイトでは中望遠となり、とにもかくもこれだけで撮りまくった観があり、ある意味、このレンズに中望遠の撮り方の基礎を教わったと言えるかもしれない。

 専用のフード(HS-8)が長くてカッチョ良いのだが、ぶつけて鏡銅に負担をかけてはいけないとバヨネット式のねじ込みになっていて、良く考えている。
 しかし、ぶつける度にフードが落ち、その音の大きさが仕事の妨げになるので、ガラスを抜いたフィルターにボンドで固定してしまった。

105mm 最近の105mmはよりコンパクトとなりフードも内蔵となったが、スタイルだけを見てみれば、そして写りとは全く関係ないが、この頃の方がスタイリッシュだと思う。

 ある時、このレンズで撮ると何故か少しアンダー目になるので変だなぁと思ってOHに持って行けば、絞り連動レバーが摩耗して欠け、絞りが適切に絞り込めていないとのことだった。
 修理はしたけど、かなり古いタイプとなってしまったこともあり、これを契機に現役引退とし、改めて、f1.8を買った。
 その後プライベート用に使っていたが、油が切れてスコスコ状態&回転ムラが出てしまったので、そのままにしてある。これもそのうち、要OHだな。