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 骨と尻尾


キッチンのリノリウムの床に
忘れたように落ちている
芝エビの尻尾と
バス停に通じる石段に
錆びたように落ちている
指の形の骨とは
どちらがリアルで
どちらがシュール

人のオ骨が半分灰になって
お盆に載って出てきた時に
「これがズガイコツで
 これがノドボトケ
兄貴の時より小さいな」などと
遠い親戚が興奮して言い
葬儀の中で
この場面だけが活気を帯びる
それがオ骨のなせる技

骨と尻尾
カルシウムが
人の心に及ぼす影響
死んでも残るリアリティ
落ちている骨と尻尾の
哀しいまでのシュール

Time To Time

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