Monthly Archives: 9月 2023

イル・ビソンテ

頼んでいた財布の修理が完了したと、イル・ビソンテから連絡があったので、新宿へ行く前に池袋のルミネに立寄った。もとの価格は9,000円ぐらいで、その修理費が3,800円。
普通は、期間を開けて池袋を2往復してと、とても面倒なのだけど、こうして修理してみると、一つ愛着が上がるのは、この財布に限らず、良く使っている「道具」など全般に言えることかもしれない。メンテも含むけど。
包丁も研ぐのは私なので愛着がありまくりだけど、扱いがやや雑になっているので「匠道」への精進が足らんと言える。

喫茶店のモーニングサービスが終了する頃から夕方までは、私の部屋で二匹の猫は寝ている。猫ハビーの成長に合わせて接近度が増してくるのだが、それはほんとにカメの歩みだ。
それよりも数年前に背景のドアに設置した自作猫専用ドアが自画自賛だ。
のこぎりでドアに穴を空け、ミシンでジコジコと黒猫イラストの厚めの布をカットして、最後に3mm径の軸を入れて完成。取り外しできるので洗濯もできる。←たいていダイソンで吸い取るだけだが。
この廊下に繋がるリビングのドアにも似たような猫扉を取り付けた。
これを付けたおかげで、飼い主は、随時ミャ~(ドアを開けてくれ)と鳴くリクエストに応える煩雑さから開放された。もう一つは、勝手にドアを開けて出てゆくのだが、閉める学習能力がないので、冬は寒い~。
ベランダへの網戸の猫用ドアは売っているので、これは楽だ。これらの出入りにおいては、かがんで出入りするので、猫達も茶室への出入りと同様になり「茶道のココロ」を学んでいるはずだ(そうか?)。

中華丼

毎度ながら、3食入りの中華丼のレトルトパックを買ってくるのだが、時として、かたやきそば風に喰いたいと、そのそばだけ買ってくるもいつも2玉だ。よく考えれば良いものを、レトルトを2パック中華丼で喰ったところで、かたやきそばで喰いたくなることに気付く。アホだ。ただ、一人で喰う週末の昼飯ぐらいなので問題はない。

今のところやることないので、朝から漢検の復習をし、昨年6月の頭の体力に戻そうと、半年後を目標にやっている。
1年のブランクでも忘れていないのもあれば、完璧に分からないのもあり、この辺は、全開の1年間の学習では当社比として不十分だったのだというのが分かり、また、それが点数に現れているのを再確認して、こういうのを確認する度に自己嫌悪となる。自己嫌悪は慣れたけど。

好みか相性からなのか、なかなか覚えられない単語や用語というのが幾つかあって、その一つに「遊び」というのがある。読みは「すさび」なのだが、「すさんだ」からの「荒び」もあるので記憶が定着しない。その意味は、暇なので心任せに何かをやり続けている意味かと思っていた。
改めて大きめ辞書で見たら、「退屈な環境を満たすべく、何か稽古事などを心のままにすること」とあり、その用例として「老いの遊び」とあって、あれ、これオレ様じゃん~!と、一発で覚えた。
最初は来年の6月を目指していたが、これじゃ来年の来月の10月的になりそうだ。しかし「退屈な環境」だから、良いか。

心機一転して、今まで使っていて少し残っていたウォーターマンのブルーインクを捨てて、新たにiroshizukuの「深海」をポチッした。iroshizukuは人気があるからか、いろいろな色が追加リリースされているようで、その「深海」は、ブルーとブルーブラックの中間ぐらいの青さがあって飽きの来ない色だ。

シルバーカード

市から老人介護の保険証とそのカードなるものが送られてきたけど、聞けば、65才になる各自の誕生月に郵送しているようだ。
他、老後の明るく元気なライフワークとして、サークル紹介などがあるが、ヨガとか、社交ダンス、料理、合唱等、ちょっと私の方向性とは違っているいので、どうしようかねぇ、と軽く思案に暮れていたりする。
こもってばかりじゃなんなので近所のサークルにでも入って外出する機会でも作ろうと思っていたところで、生涯学習センターとかのサイトを見つけてつらつらと検索してみれば、同じく、ヨガとか社交ダンスとかが多く、またあちこちにあった写真クラブもあった。
続けて探していると、「漢詩を読む」とか「古文書研究会」とかがあって、なかなか良いかも、特に後者が。そのうち連絡してみるつもり。

草稿vol.2

じじーだって、金払えば試験なしで学生の身分になれるもんだ、というところで、今期(2024.3迄)卒業しないと追い出されるぞ、と脅されて、卒論に取り掛かり、草稿vol.2を提出した。
ちょうど10年前の文学部中国学科の時には、中国の魯迅を論題にするも、短編集『吶喊』と『彷徨』の原文を読んで考察風の感想文でOK貰ってしまったのだが、今回の歴史学部はそうは問屋が卸さない風に、論文のお作法に厳しい。当たり前か。

リポートではなく論文なのでその枚数からして、担当教員からのフィードバックは、2~3週間待ちで、気分は最高裁の判決待ち風。なので、その間、何もやることないのだ。
この草稿vol.2で大きな突っ込みはないと信じて、今まで受講した課目の製本をすることにした。

2度(中退を入れれば3度)、大学へ行くとは思わなかったので、その中国学科のファイルにテプラで年号を貼った。
当時は、オンラインなんてないので、スクーリングはみな在キャンパスだったので、先生から頂く資料が多くて嬉しい悲鳴だった分、ファイルが分厚くなった。オンラインになってからは、配布資料が少なくなった。webから自分で調べてね、なのかもしれない。
製本してファイリングしても殆ど見ないのだが、3割ぐらい見直す機会があり、この時はMac内で探すより本棚から探す方が早いのが不思議だ。

一時流行った電子書籍も、今や廃れてなくなったとは思えないけど、それなりに紙とwebの棲み分けができていると思う。ただ、AmazonやAppleなどの電子書籍アプリはインストールしてあるのだが、購入方法が私にとって煩雑なので、殆ど活用しておらず、たいていAmazonから古本を購入している。電子書籍では、漫画がうってつけで、小技必要なくスクロールすれば済むだけだからだ。
ただ、電子書籍の場合は、家族とかで共有できないのが難だ。面倒でしょ、その都度、自分のiPadやiPhoneを渡すのは。たまたま昭和チックに浸りたくなり、長谷川町子作の『いじわるばあさん』を読みたくなりカミさんの承諾を得て全巻セット中古のを4,200円でゲットした。『さざえさん』全巻だと大変なことになるが、『いじわるばあさん』だと全巻6巻なのでお手軽な量だ。

取り急ぎ、草稿vol.2を提出したという大義名分ができたので、鳥取の松之江製造のしめサバで一杯やると。