炒飯が2度続いて飽きたので、チキンライスを作ったのがちょっと前。
平日の自宅での昼飯とかって、簡素だと寂寥感が増す時があり、食材揃えて気合いしれて作ると時間がかかり「昼から何やってんだ、おれさま?」の自己嫌悪にもなる時があるので、ちょこっと手を加えるぐらいの「自炊も中くらいがおらが昼飯」が良いのかも。
チキンライスだから油は、サラダ油とバターの1:1ぐらいにして、バターが焦げ付かないように冷たいフライパンに入れて中火で始める。
具材は、待ってましたとばかりにミックスベジタブル、そしてタマネギとタマゴ、鶏肉。好みだけど、鶏肉は、ムネよりもモモの方が美味いと思う。
で、作りながらふと思ったのは、チキンライスの伝統的な具材って何だっけ?だ。
そもそもがチキンライスの生れって何処よ?ピラフはフランスなどの舶来だと思うけど、もしかしてmade in Japanか、それも明治か大正の頃?何故なら、カレー味のピラフは「ドライカレー」と称し、それは「カレーライス(ライスカレー)」とバッティングしない為だからと思うからだ。
基本は、それなりのホテルのレストランのだろう。しかし過去の記憶を手繰り寄せるも、オムライスはご幼少の頃に3回ぐらい食したが、チキンライスを食した記憶はゼロ。
チキンライスは、むしろ街のレストランやキッチン(洋食屋)かと思う。記憶沢山あり。
入っている具は、鶏肉の他に、刻んだタマネギとハムぐらい。炒飯のようにタマゴが入っているのも記憶にない。
そして皿に盛った頂上にはグリーンピース3粒ぐらいが乗っていて、エンジ色の福神漬けが隅に添えてあるのが、昭和じじーの記憶だ。
日本の子供たちの大半は、寿司とカレーライスが好きだけど、ここにダークホース的にこのチキンライスが加わっているかもしれない。いや、むしろこれはオムライスの方かもしれないが。
ところで、昔こういうお店でバイトしていた時の注文で「チキンライスの鳥肉抜き、ください」という若い女性客がいた。← 気持ち良く分かる~。
写真の私のチキンピラフは好みからケチャップを少なめにしてあり、「ケチャップ風味のバター焼き飯」になっている。
因にケチャップも日本の「ソース」のようにmade in Japanと昔思っていてスペインに行ったら、ケチャップがあり、味も日本と同じで、呼称もケチャップだった。
ただ、スペルが「kétchup(cátsup)」なので、他の欧米からかな。その大本は南米とか。