目覚まし時計
出張や旅行の時に、これさえ持ってゆけばなんとか大丈夫という、お泊まりセット小バックがある。
歯ブラシ、ハサミ、カッター、テープ、薬などetc。そこに小さな50mm四方の目覚まし時計を入れてある。
今どき珍しいゼンマイ式で、使う前には必ず止まっているがゼンマイさえ巻けばいつでもどこでも使えるので、逆に言えば電池式より便利だと思う。
それがとうとう動かなくなってしまった。
スペイン、グァディックスの友人ナポの家が時計屋をやっている。
そんなところから、初めて行った1986年に自分のお土産として4,000円ぐらいで買ってきた。つまり20年も愛用している。もともと中古だったので、それよりかなり前のモノだと思う。
今どき時計を修理するのも少ないのだろう、ちょちょっと近所を見渡してみても修理を受け付ける時計屋さんなんて皆無だった。こういう時はネットが便利だ。
ランダムに探したお店が「スズキ時計店(千葉松戸) 」。
「髪の毛みたいな大きなゴミが混在しているのが原因ですよ!なんでこんなのが入ってしまったのでしょう?」と強く言われてしまい、時計への愛情を感じた。
袋の中で目覚ましが鳴り、外側のネジも一緒に周った時に髪の毛が巻き込まれたのだろう。引き続きお泊まりセットには入れておくけど、ちゃんと小袋に入れておかなくてはね。
OHだけで済み、今でもチクタクと動いている。
スイス製だけど、そんなOHだけでも何十年も動くなんて、しっかり丈夫に作られているのだろう。より愛着が出てきた。 |