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腕時計

多機能搭載が流行っている日本の「G-SHOCK」とは対照的に、
スペインのはただ針が回っているだけ。
でも、デザインがくやしいくらい素晴らしく、
こんなのが2千円ぐらいでドコドコ売っているのが嬉しい。
これ、ちゃーんと電池で動いているのだが、
1日に1分ぐらい遅れるのだ。
そんなスペインらしい所がとても気に入っている。
1992年春、グラナダで買った。

目覚まし時計

 出張や旅行の時に、これさえ持ってゆけばなんとか大丈夫という、お泊まりセット小バックがある。
 歯ブラシ、ハサミ、カッター、テープ、薬などetc。そこに小さな50mm四方の目覚まし時計を入れてある。
 今どき珍しいゼンマイ式で、使う前には必ず止まっているがゼンマイさえ巻けばいつでもどこでも使えるので、逆に言えば電池式より便利だと思う。
 それがとうとう動かなくなってしまった。

 スペイン、グァディックスの友人ナポの家が時計屋をやっている。
 そんなところから、初めて行った1986年に自分のお土産として4,000円ぐらいで買ってきた。つまり20年も愛用している。もともと中古だったので、それよりかなり前のモノだと思う。

 今どき時計を修理するのも少ないのだろう、ちょちょっと近所を見渡してみても修理を受け付ける時計屋さんなんて皆無だった。こういう時はネットが便利だ。
 ランダムに探したお店が「スズキ時計店(千葉松戸) 」。
 「髪の毛みたいな大きなゴミが混在しているのが原因ですよ!なんでこんなのが入ってしまったのでしょう?」と強く言われてしまい、時計への愛情を感じた。
 袋の中で目覚ましが鳴り、外側のネジも一緒に周った時に髪の毛が巻き込まれたのだろう。引き続きお泊まりセットには入れておくけど、ちゃんと小袋に入れておかなくてはね。

 OHだけで済み、今でもチクタクと動いている。
 スイス製だけど、そんなOHだけでも何十年も動くなんて、しっかり丈夫に作られているのだろう。より愛着が出てきた。

懐中時計

 なくしたと思っていた時計が掃除をしたら出てきた。カバーにくるんであったので今まで気付かなかった。
 1992年の留学中にグァディックスで買った懐中時計だ。
 友人ナポのお店の時計屋に置いてあったスイス製の中古のだ。当時9000ペセタ(9,000円)ので、買うまでかなり迷った。
 帰国して、紐を着けてGパンの前ポケットに入れて2年ぐらい愛用していたが小銭と一緒になって表面が剥げてしまったので使うのをやめてしまった。
 しばし机の上に置き時計として使っていたが座りが悪いのでそのまま机の中で永久保存版になっていた。
 もう少し歳をとったらまた使い始めてみようかと思っている。

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