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レンズフィルターとゴミ消し

・課題の概略は以下の手順です。
  • 6枚の画像をzip圧縮したので、まずそれをDLして解凍。 →「fotos.zip」
  • 解凍すると解凍されたフォルダが作成されます。解凍の前のzipファイルはあると思うので、この場合はフォルダを改めて複製する必要はありません。
  • ここで使う機能は「レンズフィルター」、「レベル補正」、「コピースタンプツール」の3つのみです。
  • それなりにレベルが上がっているので今回は一部を省き図解はありません。全て文字情報です。
  • 上手くできたら画像ごとに順次、画像を添付メールにて送ってください。

  1. B_1.jpg
     カメラのWB(ホワイトバランス)設定がズレていたので全体的に赤っぽくなっています。
     Elementsは「レンズフィルタ」を使います。

    • メニューバー「フィルター」→「色調補正」→「レンズフィルタ...」
    • 「赤っぽい」というとマゼンタを想像するけれど、意外と「赤(R)」の場合が多かったりします。
      マゼンタ(M)を抑えるのなら緑(G)だけど、まずは、赤(R)を抑えるシアン(C)から試してみるのが良いです。
    • 「フィルターオプション」のフィルタから「シアン」を選ぶ。
    • 適用量をいろいろ動かしてみると40〜50%辺りが良い感じ。
    • プレビューボタンをチェックしたりハズしたりしてその違いを確認しましょう。
    • 明るさは適正なのでOKです。

    次にゴミを消してみましょう。
    ここでは下画像の赤丸2つのタバコを消します。

    • 最初に左端のタバコを消します。
    • サンプルの画像は小さいので、画面の表示を200%ぐらいに拡大すると作業しやすいです。
      Winだと「ctrl 」+ 「+/-」で拡大縮小になったと思います。
    • ツールバー(Photoshop枠左端の縦に並んだツール)から「コポースタンプツール」を選択します。
    • 「調整あり」はチェックを入れる。
    • 選択するとメニューバーの下にサブメニューが現れ、そこの「サイズ」を調整し、マウスのカーソルの円が消そうとしているタバコの直径くらいのにします。
    • 円の中にはタバコが入らないようにして、その円のカーソルをタバコの下の影に持って行きます。
    • 「ctrl」を押しながらマウスをクリックすると、その箇所の色がコピーされます。
    • 円をタバコの上に持って行き、適当に動かしながらクリックするとタバコが消えます。
      間違えたら、一つ前なら「ctrl」+ Z。少し前までに戻るのならメニューバー「ウインドウ」→「ヒストリー」。「ヒストリー」の画面が出るので希望の段をクリックして戻ります。

    • 左のタバコを消します。
      これは影の線がタバコと接していてなかなか難しいです。
    • 画面を500%ぐらいに拡大します。
    • 同じくタバコの長さと同じくらいの円にします。
    • 円の半円がちょうど影の線に重なる箇所に持って行き、そこで ctrl + クリック。
    • そのままマウスを並行に移動し(並行移動が難しく慣れです)、タバコとその上の影も一緒にクリックしながら塗りつぶします。


  2. B_2.jpg
    「美味しそう〜!」と言うのは近所のお友達に見せた場合で、写真をやっているのならもうちょっと画像を「調理」しましょう。
     全体的に緑っぽく、かつ青みの寒い感じなので、「レンズフィルター...」の「フィルタ暖色系(85)」の適用量10%にするとより美味しそうに見えます。

     プレビューボタンでその違いをチェック。

    • これだけだとややアンダーなので、より料理に華やかさを出す為にメニュー「画質調整」→「ライティング」→「レベル補正...」。
    • 入力レベルの右端のを227ぐらいにするとより鮮やかになります。

  3. B_3.jpg
     日陰で撮ったので全体的に色温度とコントラストが低くなっています。
     滝の清涼さと冷たさを少し強くします。

    • これも「レンズフィルタ...」
    • ポイントは主題の滝の地肌の色ではなく、その周りの岩の赤が軽減できればOKです。
    • 「フィルター寒色系(82)」を5%にします。「フィルター寒色系(80)」だと周辺の岩が赤くなってしまい不適切。
    • 日陰なので全体にネムいのでこれを少しシャープにします。
    • 「レベル補正」の右端の△を左に移動しながらコントラストを調整します。入力レベルの右枠が「230」ぐらい。

     最後に赤丸の箇所のゴミを修正します。方法は「B_1.jpg」で述べたのと同様、近くの似たような箇所をコピーします。
     円は少し消したい箇所の二回り大きいくらい。
     失敗したら、ctrl + Z、またはヒストリーで戻る。

  4. A_1.jpg
     秋口午後の日差しなのでやや色温度が下がっていますので調整しますが、完全に補正せずこの暖かなトーンは残します。

    • 「フィルター寒色系(80)」だと赤味が浮いてしまうので、「フィルター寒色系(82)」の7〜10%辺り。
    • 猫の前脚の下の葉っぱと白いカスを消すのがベストだけど、消したいモノの下に線があるので、やや難モノ。
      実際、葉っぱの下の線は、割れ目自体がクニャクニャしているので、修正してみて違和感がなければ良い、ぐらいな感じです。

  5. A_2.jpg

    • 色温度が下がっているので緑や空の部分が濁っているので、ヌケを良くします。
    • 単純にレンズフィルタの「フィルター寒色系(80)」の5〜7%辺りでOK。
    • 画面右上の電線のところにゴミを除去しましょう。電線にかぶっているので上手く電線が曲がらないように修正。画面を拡大して行うとやりやすいです。
       ただ、他の画像にも同様の場所にゴミがあるので、カメラのイメージセンサーにゴミが付着していますので要清掃。

  6. A_3.jpg

    • 撮影条件が悪いところにf値が暗いレンズなのでブレていたりするのはドンマイ。
    • 日陰なので少し色温度が上がっていて青くなっています。
    • レンズフィルタの「フィルター暖色系(85)」の10〜15%辺り。
    • プレビューボタンをon/offして効果を確認してください。
    • 微妙に露出がオーバーなので調整します。
    • レベル補正の中央グレーの△を右へ移動。入力レベルの中央枠数値が0.85ぐらい。
    • プレビューボタンをon/offして効果を確認してください。