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ネオパンのフィート缶
DayRoll 後何年かしたらこれらの写真を見て「これは何ですか?」が普通になってしまうだろうね。
 フィルムをカットしないで100フィート(33m)ロールにしたのを缶入りで売っていて通称「フィート缶」。
 写真右のような専用ローダーに空のパトローネを詰めて巻いてゆくものだ。
 箱入りのモノクロフィルムが1本400円で、これは2,800円ぐらいで約20本取れ、1本140円になるから貧乏学生からそのまま貧乏社会人になった私にとっては大重宝で、もう35年くらいのお付き合いになる。

NEOPAN SS
NEOPAN SS
NEOPAN SSS
NEOPAN SSS
PRESTO
PRESTO

 最初にモノクロ写真をやり出した頃はISO100のネオパンSSしかなく、ちょっと経ってからISO200のネオパンSSSがでて、高感度だ!と感動したものだ。
 もっともISO400のTRI-Xはあったが、舶来はまだ高価だった時代、黄色い箱のTRI-XやPLUS-Xなどを使っている人たちがすごくカッチョ良く見えた。

 その後NEOPAN400が出てILFORDとタイアップし独自開発したのが最終系ネオパンISO400の「PRESTO」になった。
 一時ISO100の「PRESTO100」もあったが「ACROS」とバトンタッチをして現在(2008年)に至る。
 それらのフィルムはまだ現役製造しているが、昨年とうとう100フィート缶のは製造中止になってしまった。20本入りのが7,000円で売っているが1本辺り50円安で、それほどお買い得感はない。
 幸い世界のコダックの方はまだフィート缶を製造しているので、これを契機に20年来のプレストからTRI-Xに変更した。7,000円のが買えないほどの貧乏にはまだなっていないが、昔からの習慣からか面倒だがカチカチクランクを回してフィルムを詰めるのが好きみたいだ。

フィート缶 余った缶はどうしているかというと、11本のフィルム入れにぴったり。20年近く使っているので黒ずんでしまったがそれなりに愛着感が出ているような気もする。
 カミさんはベルトを丸めたベルト入れに使っていてなかなかのアイデアだ。
 他に小物入れに使っていたのを改めて写真に撮って載せたが、こうやってみるとちょっとネオパンの歴史を感じたりするな。
 NEOPAN F、NEOPAN400、ACROSは残っていない、NEOPAN1600は使ったことがないのでご勘弁を。

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