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Time To Time 2002-2004 : 36-3
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焦 点


遠くに焦点を合わせて
しかも近くを意識しないと
3Dの絵は見られない

知人の言葉に
何度も挑戦したけれど
見えているのは
笑っている猿の顔の連続や
磁気の嵐だ

こんな風にして
私は手前に放られた人の心に
気づいていないのかもしれない
思いのゾーンに心が落ちてゆく

今まで見てきたもの
それは
遠い灯台や
光る木や
遠ざかる飛行機であって
そこまでの距離にも
霧がかかって
二次元の世界ですら
その存在を隠していた

Time To Time 2002-2004

36 - 3
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