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Time To Time 1996-1998 : 36-8
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友 情


楽しい電話をしてくるエドワード
辛い電話をしてくるフレッド
エドワードが旧植民地の大学で
社会学を教えることになったと
フレッドが言った
それはエドワードが眠ってしまった
夜更けの電話
「二年だそうです」
それなら二人でエドワードを待とう
部屋を散らかしたエドワードを
飛行機に乗って訪れる
爪の先まできれいなフレッドと
夏のブラウスを来た自分の姿が浮かんだ
旧植民地はいつだって
光りが金の粒子になって輝いているのだ
でもその二週間後に
エドワードから来た楽しい電話
「行かなくなったんだ
条件が合わなくて」
二人は翌日
車いっぱい荷物を積んで
旅に出てしまった
私は冷たく苦い水を飲んだ気分で
北国の窓辺で膝を抱えた
いつだってこんな風に過ぎて行くのだ
エドワードとフレッドの愛情と
彼らと私の友情は

Time To Time 1996-1998

36 - 8
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