超合金のロボットのような顔をした メタリックグレイの電車が 駅に低音で滑り込む 私が立っているのは ホームの真中あたり カーブの底 電車は私の 骨と肉と無機物と魂とを 無造作に細切れにして 人々を乗せるために停車する ホームに這い上がった私は 電車に乗り込む 人々は関係無い顔で揺られ 私も何事もなかったように 揺られる