「贅沢な床」は1991年に初めて開催されました。
当時は、みんなが当たり前にフィルムを使って作品を作っている時代でした。そんな中で、各個人が様々な写真表現をしていました。それらを一堂に会してショーケースのような展示が出来たら面白いのではとの思いで始まった写真展です。
その後、13年の時を経て、ふとしたきっかけで2004年に「贅沢な床2」を開催しました。その間にカメラに関しては大きく変化が有りました。フィルムカメラからデジタルカメラへという変化です。
ただ、メディアがどう変わろうと様々な写真表現をしている方はたくさんいました。やはりショーケースのような展示が出来たら面白いと思って開催したのです。その後、約1年半おきくらいに開催を重ねてきました。参加メンバーについては、固定されておらず、その時の各自の希望によって参加・不参加を決めてもらっています。1回限りの参加の方がいたり、休んでまた参加とかの方がいたり様々です。
そして、2019年に10回目の開催を迎えました。参加者も多く、沢山の方々にご来場いただき大盛況で会期を終えました。その後この展覧会はもう終わりにしても良いかなと思いました。その後少し考えたのですが、やはりこのように様々な写真表現をしている方が一堂に会する展覧会は他にあまり無いので続けていかなくてはと思い今回の開催となりました。
贅沢な床主宰、田村博