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Time To Time 1996-1998 : 36-22
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彗 星


猫は三晩も窓辺で鳴き続け
私はニュースでようやく
彗星が来たことを知り
双眼鏡を取り出して
空に淡く光り、そして
それより淡いレースの尾を引いた
ぺール・ブルーの星を見た
いつもはコマクルガラスや
アオサギやイソシギを映すレンズが
今夜は星の孤独を反射する
猫は満足して寝床に戻り
私はそれから夜明けまで
星に向かって無言で話し続けていた
ひとりで生きる孤独について
人と生きる孤独について

Time To Time 1996-1998

36 - 22
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