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【初めに】

「はじめてのデジタルカメラ」 2007年暮、四谷写真塾有志ゼミ講師共著によるデジタルカメラの入門書を日本文芸社から出版した。
 この手の入門書は無限にあるのでどうみても売れそうにないので、せめて宣伝も兼ねて某サイトにて連載したのをまとめたものである。
 よってこれだけ読んでも意味が分らず面白くはない。実際の拙本と照らし合わせて読めば少しだけ面白くなるかもしれない。

 テクニカルな事柄には一切触れず、もっぱら撮影への取り組み方に終始した、入門書としては珍しい本になってしまった。
 奇特、いや博愛慈悲に満ちた方は、以下のアマゾンアイコンをクリックするとかでゲット宜しくです〜!

著者:四谷写真塾
日本文芸社刊 実用BEST BOOKSシリーズ
ISBN978-4-537-20603-6
定価1,400円+税 = 1,470円。

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 「はじめての・・」「入門・・・」「猿でも分る・・・」などと冠した写真関連本は、おそらくそれなりに写真をやっている人にとっては「ふん、オレ様が読む本じゃねぇや」という気持ちがあるのではないか。
 全くその気持ちはよく分り当然だと思うも、何故か私はそういうハウツー入門本が好きで、良く手に取ってペラペラめくったりする。

 著者がどういう写真を使ってどういう風に説明し、どうやってその章をまとめているかなど、裏読み的に興味深いところがある。
 「写真集を見る」というのと通じるかどうか分らないけど、主観的な優劣を省き、見えている「写真情報」をそれなりの主観でいろいろ想像してゆくのはとても楽しいものであり、ある意味、写真集よりもそんな入門実用書の方が「写真を見る」では分りやすいかもしれない

 この本を何回もたくさん読んだ人ベスト3を挙げるのなら、私が入るかもしれない。
 どうなるとこういう文章になってしまったのか、もっと他にやりようがあったのではないか?などとペラペラ読んで反省しているのだ
 ごく身近な方々の感想からは「レベル高い〜」「初めてじゃなくてプロの写真だぁ」などの声が挙がった。一応は実用書かつ「はじめての」を謳っているので、本当に「初心者向き」ではないのか?と気になって毎夜寝床で読んでいる次第〜。
 それらは総評だから、私に責任があっても共著なので1/4だ。この辺共著というのはグループ展同様少し気が楽なのだが、何処かしら割り切れないものもある。

 うーむ、確かに中島ゼミの章は掲載写真は入門向け風にはなっているが、最後はたいてい「いろいろ撮ってみよう」だ。
 出版元や編集担当者から「一応は実用書ですから・・」と言われていたけど、実用書だからこそ、こんな本を見ながらあとはひたすら実践を繰り返すトライ&エラーが上達の糧でしかないと思うのだが、誌面になるとやや説得力が弱いかなぁ、と同じく気弱になってしまう今日この頃。

 でも、中島ゼミの章は塾生の写真で構成できたのでこれが何よりも嬉しい。
 これは、いろいろな人がそれぞれの箇所からスタートして頑張って写真を撮ったから、こんなに良い写真が撮れたんだよ、という宣伝的な意図は皆無。
 いつもは四谷写真塾のテーブルに並べて、あれやこれやケチョンケチョンに批評されているけれど、アドバイスとしての批評とその写真の自立は別な次元で、多少バラバラのもあるけど、それぞれのページごとに塾生の作品世界が展開されている構成になったこと、幸せ一杯である。

 よって「塾生の写真をセンセが一つ一つ批評する形式」だけは避けようと思っていたけど、河住氏(P48)と奥田氏(P52)のにはちょこっと批判ではないけど作品に触れてしまったのはご愛嬌と、ご了承願いたい。

 章の順番として、最初は多田さんのネーチャー系でツカミは良いと思うけど、その次が中島ゼミのスナップ。もしかしたら、本音はみんなこういうスナップを気軽に撮りたいのではないかと勝手に思うも、ネーチャー系の人が読んだら多田さんの次だから飛ばされてしまいそう。とほほ。