Seal Dry mouting press JUMBO 160M

ドライマウントプレス バライタ印画紙は、RCのように洗濯バサミとかで吊るして乾燥という訳にはゆかず、単なる乳剤を塗った紙で出来ているので、当然乾燥するとスルメのようにそってしまう。
 その乾燥したバライタ印画紙の上に重しを乗せ、数日放置させて平面性を出す手法が、「自然乾燥」という名称で一般的である(フラットニング)。
 その数日を短時間で済ませてしまおうという機械が、写真のようなアイロン風プレス機械のドライマウントプレスである。
 これもあまり熱を加えず、70度で10分〜15分ぐらいかけてプレスして仕上げる。

ドライマウントプレス この機械は、平面性を出す為だけではなく、厚手の紙などに写真を貼り付けるような裏がけをする為のもので、これをドライマウントと呼び、貼り付ける糊みたいなシートをティッシュと呼ぶ。

 水洗にしろこの乾燥(フラットニング)にしろ、RCのその処理に比べたらかなり面倒であるバライタ印画紙だけど、その力強さと表現力の大きな違いを知ると、そのな面倒な作業も気にならなくなる。

 初めて海外通販経由で買ったのがこの機種で、マットカッター同様「LIGHT IMPRESSION」からで、1994年当時、60,000円だった。これに送料と諸経費が加わって総額85,000円ぐらいだったからかなり安かったと思う。
 その後、値上がりして総額120,000円ぐらいになったと思うけど、それでも国内で買えば、20,0000円〜250,000円するから格安である。
 重たいモノなので送料が不安だったけど、意外と安く20,000円だった。