C&H Advantege pro mat cutter |
写真展における展示方法というのもいろいろあるが、一般的には額装である。 絵画とは違って薄い幅でシンプルなフレームが好まれ、そこに穴の空いた台紙と写真を入れる。 台紙の厚さは通常2mmで、会場照明によりその断面が写真自体に影をつける為、斜め45度に切り込んである。この45度にカットするのが非常に難しい。
金もないのに個展なんぞするから、こういうカットも自分でやらなければならない。外注すると倍以上の価格。
インターネットが普及しだし、まだカードによるサイト決算があやぶまれていた頃の1996年。アメリカのカタログ販売もやっている写真用品店「LIGHT IMPRESSINOS」から、ファックス&カードで、この「C&H Advantege pro mat cutter」を140,000円で買った。 日本ではローガン社のが有名だが、先輩写真家、多田徳茂氏が同機種を持っていたので、教えてもらうこともありこのC&Hのにした。
届いたら結構バカデカく、あちらこちらの画材屋さんに置いてあるのと同じ業務用のだった。カメラマンを廃業したら、マットカッター屋を開業しようかと思っている。
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