Nikkor 105mm f1,8

105mm 名器105mm f2.5を継承するf1.8レンズ。
 f2.8ではなくてf2.5にしたので、f2ではなくf1.8になったのではないかと推測する。
 やや太めのヘリコイドだけど、フィルター径を62mmに押さえているのでコンパクトとも言える。が、最新のf2.5のコンパクト性からすれば、やはりデブちんレンズと言えよう。

 ピントの山のつかみ具合やシャープネス、ボケの綺麗さなどはピカイチで、85mm f2や135mm f2より断然良く、ニコン四天王レンズ(私が勝手に命名)の1つと言えよう。
 ただ、それでもデカいので縦位置1/30に不安が残り、最近は軽量85mm f2の方が出番が多い。しかしライブコンサートではこちらの方が定番である。

 コーティングの良さによって、おまけ程度のフードでもフレアーなどが出にくくなっているが、シビアな撮影では何か自作とかのフードは必要だろう。

105mm 最初に買ってずっと使っていたのが105mmだから、今でも覗いてみるとしっくりとくる事が多い。
 これも昔ながら?のブラックペイントなので剥げ具合に時代を感じ、より愛着がある。買ってから15年ぐらいになるが、前と後のレンズは2回取り換えている。
 ところで露出連動がAiになってからかなり久しいのに、いまだその前のf5.6に合わせてセットする為の爪が付いているのが、ニッコールを象徴するようでとても良い。残念ながらAF Nikkorになってからは取り外された。