FUJICA HD-M |
海やプールへ、または工事現場の記録撮影などのヘビーデューティカメラとしてパイオニア的なのが、富士フィルムのHDシリーズ。 初代のHD-1から愛用しているので早20年以上で、2代目のHD-Sからこの3代目HD-Mへと引き継いでいる。 初代は巻き戻しクランクが付いていたので、その機密性が難しかったのだろう、保証として水中は不可となっていた。自動巻き戻しになったMからは5mまで潜れるのが嬉しい。 ただ、密封性が良いので、飛行機等の荷物預かりにするのなら蓋を少し開けておいた方が良いと思う。HD-1のゴムシャッターがかなりふくらんでいたので気圧差を避けたい。
ピントは目測で、初代のHD-1は、無限の前は3mだったので、数mでのピント合わせにやや難があったが、HD-Mになってからは5mが入ったのでよりピントが合うようになった。
今のカメラのようにDXコード専用じゃないので、私のようなフィート缶愛用者にはとても重宝する。 伊豆土肥の海岸にて突然シャッターが降りなくなった。 とうとう壊れたか、と思いきや不思議にも数日後に稼働した。が、ストロボは発光しなくなった。つまりいつ寿命が来てもおかしくない状態だ。 使うのは海水浴、プール、スキー場等で年に2〜3回ぐらいしか出番がないけど、かれこれ20年愛用しているので大往生と言えるだろう。 HD-Mは1985年に発売されて1988年販売修了、6年後の1994年部品供給保証修了。そこからまたさらに16年後の現在まで故障せず良く保ったものだと感心。
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