何故かヘッドがコメット製である。
　サンスターはコンパクト性を主体にして作っていて、グリップストロボセットぐらいのストロボを発売したがそれは1200wのみで、2400w対応のヘッドは取り立ててコンパクトでなかった。
　助手の付かない出先での撮影が多く、機材の軽量化を考えていたところに、コメットのこのCL 25H（ファンなし）があり、サンスターのSSにコネクターをサンスター用に変換してくれるように頼んだら、「キャパ買ってくれたらタダでやってあげるよ」と、なんともまぁ、ほのぼのとした良き時代の返答。通常、コネクター変換は20,000円ぐらいするからだ。

　VL2400のリースがちょうど終わった頃で、キャパを見たら、VL2400の半分ぐらいにコンパクト化されていた。おまけにそれぞれの機能がフェザータッチになっている。外観もスタイリッシュになり、大型ストロボも単に光れば良いという時代ではなくなった観がした。
　写真の把っ手のフタを開けると、ヒューズが収納できるスペースになっていて、この辺、良く考えて作られている。

　CL 25Hの傘の芯などを差す穴のストッパーやパーン棒の操作性はイマイチだけど、助手によるスタンド転倒にもめげず丈夫に発光し続けてくれていて、尚且つ、ファンが付いていないけど、連続発光にもめげない頼もしさがある。
　コードが5mなのでちょっとした撮影では延長コード不要なのが嬉しい。