Cabeza para Sinar

ジナー雲台 「ジーナーの雲台」ではなく「ジナー専用雲台」である。
 もちろん他の機種でも使うことができるが、写真を見れば分かるように、左右の水平を調節する機能がない2点式である。
 写真では分かりづらいが、丸い台座の前後の縁に2箇所突起物がある。どのジナー機種の台座にも逆に2箇所へこみ部分があり、これがぴったり合うことにより左右にズレず、水平はボディのポールで調整するという優れものである。
 普通に買えば5万円ぐらいするもかなりの専用機材なのでオークションとかでは1万円代で売っている。

 4×5の代名詞と言われるジナー(Sinar)だが、先日その本場スウェーデンの写真家と話をした時はっきりと「シナー」と言っていた。
 どこでどう間違えたのか日本では「ジナー」。シナーだとしなってしまうからだろうか。それでもそこそこに本場読みに近い方が良いと思うのだが。