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富田和彦

 スペインのグァディックス(GUADIX)を私に教えてくれた縁で、ギタリストの富田和彦氏のリサイタルの写真を撮るようになったのが80年代半ば。
 10年にわたり毎年リサイタルを行ったいったパワーにはいつも脱帽ものだった。主にフェルナンド・ソルに触れ、独自のペースで演奏活動する姿勢は、大いに見習うところがあった。
富田和彦  フリーになって間もない時で、仕事とは別にライフワークとして、このリサイタルの撮影があった。「音楽が聞こえてくるような写真を撮るんだ!」なんて、気合い入れ過ぎて撮った若き頃のを今見ると懐かしいもんだ。クラシックの調べが聞こえてきたかどうかは別として、少なくともヘビメタのだけは聞こえてこないと、自信を持って言えるのだ。

埼玉ギター協会専門家会員及び理事
グァディックスではパコと呼ばれている。

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