> HOME トピックス 2001-2004 >
日光江戸村 2003.12.27-29

日光江戸村 昔、映画などのスチールの仕事していた関係で、何度も行った日光江戸村。
 言葉で言えば、江戸の町並みを再現したテーマパークなのだけど、なかなかこれが良く見てゆくと芸が細かく、通りからハズれた細い路地や裏道までもきちっと再現されていて思わず唸ってしまう。違和感があるとすれば、消防法で決められた消火器の存在ぐらいだろう。
 いろいろな場所で演劇もやっていて時代劇の映画にも出演している人達が演じているので上手いし、内容もシリアスではなくユーモラス満載で、とにもかくも笑いの渦に包まれる。

 「小伝馬町牢屋敷」での当時の牢人の模様の説明とその人形のリアリティさにはいつもながら脱帽し、そして勉強にもなる。
 しかし、いくら人形とは言っても「さらし首」とかでは、6歳の娘にとって興味よりも恐怖が優先するのは仕方がないことだ。
 見たかった「吉良上野介邸」や「甲賀忍者ふしぎ屋敷」などは娘の強い拒否により断念。

 数年前までは村内の食堂の値段が安く、入場券の種類も幾つかあって選べたのだが、このご時世か、食堂の値段は普通価格、入場券は一律4,500円になってしまったのは残念。

 「今、忍者は何処にいる?」「今の忍者はどんな格好をしている?」と若いスペイン人から真剣に聞かれたことがある。
 勉強しろよ、スペイン人。忍者なんてこのご時世いる訳がないだろ。そういう人にうってつけなのがこの江戸村ではないだろうか。

日光江戸村 着せ替え記念写真館があって、殿様、忍者、侍、花魁、お姫さま、町人などの衣装を着て撮るやつだ。
 飯屋の女主人風のかつらと衣装を身にまとった2人のおばちゃんがスタッフだ。
 4×5サイズのフォトラマ(ポラロイド)で1カットのみの撮影で、2,000円。衣装やかつらのことを、そしてこの4×5のフォトラマの1枚の純経費が400円と考えたら凄く安い。
 私もと思ったけど、どれを着ても長屋に住む素浪人風になるだけなのでやめた。

 もともと天候は良くなく、昼を過ぎたあたりからチラチラ降っていた雪が本降りとなった。
 決して絶好の行楽日和とは言えないけど、雪が模擬の視覚を遮り、一時のタイムスリップを楽しませてくれた。

 名称が江戸村から「Edo Wonderland」と変更になった。しかしサイトに行ってみると英語ページがない。おいおい。

 その夜の旅館のテレビでは「時空警察」とかいうのをやっていて、その中で、実は吉良上野介は生きていたとなっていて、とても驚いた。
 無理を押し通してでも「吉良上野介邸」を見ておけば良かったと後のカーニバル。

▲ Top

戻る