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ラブ&ベリー 2005.9.20 |
小さい女の子や姪がいなくて、この名前にピンと来たら、かなり世情に詳しい方とお見受けする。 あのセガが放った、子供向け極悪ゲーセンマシンだ。 男の子用の「ムシキング」の方が大ブレークだが、それに負けじ劣らないのが地味ながらも根強い人気の女の子向け「ラブ&ベリー(通称、ラブベリ)」。 いずれも100円入れるとカード1枚出てきてゲーム開始。 80種類ぐらいあるそのカードがプラスアイテムとなって、グレードアップするというヤツ。ダブったカードの交換会が小学校での休み時間の必修科目となっているらしい。 ムシキングの方は分かりやすく、カブトムシが出てきて戦うのだが、これが女の子用ラブベリとなると、さっぱり意味不明。太鼓ゲームマシン同様に、ストリートで踊ったりして最後は「舞踏会」。ラブという女の子を選べばライバルはベリーになるのだが、カードアイテムによって、最初から楽勝モードになっていて、表示されるマークに合わせてボタンを叩きまくれば、3ターンの舞踏会では優勝してしまう。なんだこれ? 言わしてもらうけど、これ、マジで面白いのか。
ご丁寧にも終れば「並んでいる次のお友達に代ってね!」なんて表示され、また後ろの列に並ぶ。それを一緒に待たされている親達は諸行無常の時間が過ぎてゆく(苦行)。 ラブ&ベリー 名刺サイズのそのカードをたいていの子供たちは数十枚持っていて、それぞれ靴・服・ヘアー等別れていて、その大会(ストリートとか舞踏会等)に合わせて着替えなければならないので、それぞれぶ厚いカードファイル(それもラブベリオオリジナル)を片手に持ちながら並んでいる様は、ジュニア版アキバ系予備軍だ。アキバ系の父親としては嬉しいぞ。
飽きっぽいのは子供の専売特許としても、自力でやり遂げる達成感を味合わせたいと思うのは、なんて立派な父親だと思う反面、それがドラクエだったりすると、なんてスットコドッコイなバカ親だと思うのはご愛嬌だ。
数回やって並ぶのが飽きたのだろう「別な所へ行こうよ」とのリクエスト。約束だから仕方なくサティに行って4回ぐらいやり、そろそろ帰ろうか、というところになったら、同じくラブべりをやりに来た小学校やピアノ教室の同級生などと出会って再び盛り上がり、結局、12時から夕方の4時半過ぎまで、ずっと「お父さん」はラブベリマシーンの横に立っていた(涙)。
セガ御中、おとな版「ラブ&ジュース」とかいうのは開発予定に入っていませんでしょうか?
帰り際、車の中で「ラブべりっていつまで流行るんだろうね?」とシュールに言っていた。 |