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剣神 2006.3.5

剣神 2006年になってからやっと「蘇りし伝説の剣」というドラクエシリーズのゲームが2003年に発売されていたことが分かった。

 ドラクエはRPG(ロールプレーイングゲーム)なのでシューティングや格闘ゲームとは違って、「戦う」というボタンを押せばゲームが勝手に戦ってくれる。戦略のコツはあっても、リモコン操作等による手先の熟練度が不要なのである。
 しかし世の中いろんなことを考える人がいるのか、剣が付属されていて、実際に画面に映し出される敵をこの剣でバッサバッサと切り倒してゆくゲームなのである。テレビの上に本体を置き、画面の前で剣を構え、センサーによってその動きを察知しながらゲームを展開してゆく、まさにリアルプレーイングゲームかもしれない。

 ドラクエ8を未だ終わらせていないにも関わらず(レベル53/2006.2)、娘が「絶対やりたい!」と言うのでヤフオクにてゲットした。
 セッティングしてみればなるほど、斜め切り、連続切り、大上段構えにてバサリ〜、ヤリのように突いたりと、いろいろなアクションにも対応していて、村や町にゆけば、剣をその人に向ければ会話となる。うーん、良くできているなぁ。
 娘は夢中になりまくって、掛け声とともに「いやー!」「とぉ〜!」と、さながら赤胴鈴之介である(ふ、ふるい)。
 展開を見てみれば、ドラクエ1のようで、アレフガルド地域やラダトームやガイラの村が出てきた。となると、おお、この剣神とはかの伝説の「ロトの剣」ではないか!
 「どれどれ、どんな感じだい、娘よ」と背後から近寄ろうとすると、怒声とともにいきなり剣が顔の前を走り、隣の洗濯台に剣が当たってガラガラ・・・。
 「あぶないから、夢中になりすぎるな!」というのもやや説得力ないが、全長約40cm、刃渡り23cmのロトの剣、機内には玩具として持ち込めそうだが、リビングで振り回すのはマジであぶない。
 これの遊技に夢中になっている場合、ゴルゴ13と思って後ろからそっと近づくのはやめた方が良い。

剣神 どんな感じなのか私もやってみた。
 「ふふふ、火附盗賊改ボッキ〜中島平蔵なるぞ、神妙にしろっ」てな感じで、バッサバッサと剣を振り回するも空振りばかり。あれれ、ダメじゃん〜。
 剣とセンターの位置が娘のとは違ったのだ。改めてセットしてやってみると、これが面白い!池波正太郎のを読みながらこれをやると「まものを倒した」→「打ち取ったり〜!」となり、町へ行けば「そこの町人、ちと尋ねるが・・」。
 1時間ぐらい夢中になってやっていると体が熱くなり良い運動にもなるが、娘から「早く替わってよ!」。

 実際に素振りの鍛練なんてしていないインドア系オタク風親子なので、翌日娘は筋肉痛で腕が上がらず、数日後その父親も筋肉痛でキーボードが打てなかった。
 週末には娘のピアノ発表会を控えていて、筋肉痛で上手く弾けなかったらという不安でカミさんはとうとうキレてしまい発表会が終わるまでドラクエ禁止!となった。「ドラクエ憐れみの令」。
 発表会自体は上手く弾けたが筋肉痛が嫌なのか、またまたドラクエは頓挫し、センサーは意味のないテレビの置物になってしまった観がある。
 私はというと「このゲームは、小学生までが楽しく遊べるものだ」という結論に達した。

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