昔はあちらこちらにあったそろばんや書道教室も、くもんや学習塾に様変わりし、運良く小学校の近くにあった近所で唯一のそろばん塾に2年生の3学期から通いだした。
小学低学年でのこの手の習い事の選択肢は、そろばんかくもん。
私が小学校の時はそろばんの授業があり、そろばんを買わされた。その私の名前が刻印されたそろばんをおふくろが使っていて、それならとそろばん教室へ、と相成った。
そのうち飽きてしまうかな、と思いきや、知り合いの子供たちがいたり、アナログちっくなそろばんでパチパチ計算するのが楽しいのか3年間も続き先日2級に受かった。
我が家で級の付くのは英検3級しかなく、娘をそれを上回った。ま、誰でも2,3年生からそろばんを習えば5,6年生の頃には2級にはなれるだろう、と思うけど、それでも親ばかモードで嬉しい限りだ。
たいていはこの辺でみんなやめてしまう。
何故なら中学に通えば塾や部活などで忙しくなり、受験とは直接関係のないそろばんの優先度がかなり下がってしまうからだ。
因に受験の時に有効なのは、英検と漢字検定・・・ふーん。
受験にはあまり熱心ではない娘のバカ親は「おい、柔道や剣道、書道の初段はそれなりにいるが、そろばんの初段はあまり見かけないぞ。中学に入っても初段までやれ」。
そろばん2級はどんな計算とかをしているのだろうと思って娘に模擬試験を見せてもらったのが左の画像。
詳細は置いといて、左のようなのが30問出て制限時間は30分。
ということは左のような問題を1分以内でやらなければならない。うひょー、こんなの電卓使ったって数分以上かかるぞ。
その級の試験に1回目で受かると賞品が出て、見てみると小型のタイマーだった。
「1級に受かると何をくれるの?」
「同じタイマーだと思うけど」
「こんなタイマーを2つ貰って何に使うんだ、嬉しいのか」
教室での模擬試験では時間内に終わらなかったのがしばしば。
ま、2回目のを目指して、と思っていたら、たまたまだろう本番では時間内に終わって少し見直す時間もあったらしい。
それでも私とカミさんは「ちゃんと時間内にできただけでも凄いじゃん、模擬試験ではできなかったことが多かったんだろ。今回は場慣れとして秋の試験を目指して頑張ろう」と、全然受かるとは思ってはいなかった。子供を信じない親、ここに在り。
試験って、ほんと水モノだなぁ。 |