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万年筆 2010.2.20

万年筆 月日は平等で、娘も今春から中学生。
 私の時には(40年前)、小学校の卒業式の後に謝恩会があった。謝恩会と言っても卒業式の後にそれぞれの教室に戻り、近所の駄菓子屋で注文したのか当時50円(今だと300円ぐらい)分のお菓子の入った袋とジュースが配られて、残り少ない時間をクラスメートと過ごしたぐらいだけど。

 この時だけは、いろいろなモノを持ってきてもおとがめがなく、みんな親のカメラを持ってきて記念撮影。
 カメラと言っても、リコーオートハーフなどの今で言うコンパクトカメラが普通で、一眼レフもたまにあったけど露出計なんて内蔵していないので、露出は「ライブ感覚」だ。
 各自色紙を用意して、みんなに寄せ書きをしてもらったりとetc。

万年筆 娘に聞いたら、今はそういう謝恩会みたいなのはないようだ。
 ちょっと惜しいような気がするのは、その謝恩会の記憶はないけど、ネガは残っているのでプリントすれば40年前にタイムスリップできるからだ。

 当時は教育月刊誌「中学時代」と「中学コース」が健在であった。
 いずれも中学入学祝いキャンペーンで年間購読をすると、万年筆、手帳などの特大付録があったのを今でも覚えている。

 当時の高校入学祝いは時計で、中学入学祝いは万年筆だった。
 ちょこっとおませだったので小学5年生くらいから万年筆を使ってせっせと女の子に手紙なんぞを書いていたので、改めて万年筆?と思っていたけど、親からもらったセーラー(でも中古)のは、なんと18金。
 それまで14金またはそれ以下のしか使っていなかったので、なんて書きやすいんだ、と思って、中学に入ってもせっせとその万年筆で女の子に手紙をしたためていた。
 学生服の胸ポケットに差した万年筆、ちょっと大人になって気分がしたもんだ。

万年筆 今も万年筆はあるけれど、それほどステータスもないし大人だって使っている人は限りなく少ない。
 親にならって娘に中学入学祝いに万年筆をあげた。それも間違ってキャップに私の名前が刻んであるやつ〜。
 あまりこだわりのない娘なのか、ややプラス的雰囲気にて受け取ってくれた。
 昨年の今ごろ買ったので新古品ということでゆるされよ。

 小型の万年筆なのだけど、小型のはカーットリッジ式のしかない。
 カートリッジはすぐなくなるしやや面倒なんだけど、ネットサーフィンしていての衝動買い。
 それでも3万ぐらいしたから、娘がもうちょっと大人になるまでは十分だろう。

 イタリアのMAREN社の万年筆。

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