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大学の入学式 2016.4.3

大隈講堂前 私の大学入学式の時には沢山の父兄が来ていて、大学生になっても過保護かよ?などと思っていたが、そのような父兄になって初めて分かったのは、その考えは若げの至り的であり、父兄にとっては子供なんてどうでも良く勝手に行ってチョだ。父兄は、子供の行くその大学を目で見てみたいということだけである。

 東京の大きな大学の入学式って武道館でやるものと思っていたら、そうではなく、大学の講堂や近くの大きな劇場でやるのもあるようだ。その場合、スペースの関係から「学部入学式」となりに午前、昼、午後、夕方などに分けて行なわれる。知らなかったぁ。
 挙式の行なわれる講堂の前でパシャリ、なんて夢の夢で、まず人が多くて近寄れない。離れたところから講堂全体が入るように撮ろうとするもその場所も父兄達で密集状態。取り敢えず、おまけ風に付いてきた父兄のミッションと言えば、子供とその講堂等と一緒に撮ることなのだけど、さてどうしようか・・難しいな。

モニターで入学式 過保護断絶の意図があるのか、式参列は入学生だけで父兄は別の棟の視聴覚室にてモニター見学。カミさんは途中からZzz....。
 1時間の挙式モニターが終わり、次は45分後の別学部の入学式のお知らせが表示されていた。1日数回ある入学式なので学長は全部の学部入学式に出て同じ祝辞を述べる訳だ。だから、話が面白くなかった訳だ。お疲れさん。その分、学部長の話は祝辞ではなく新オリ風な内容で面白かった。

大隈銅像前 表に出てあれやこれやしていれば、次の式が始まっていたので講堂や正門前は人まばらとなり、やっとパシャリだ。ただ、創立者の銅像の前は変わらず周辺に鉄柵張り巡らされていて、近寄るには1通路しかないようになっていた。つまり、この銅像の前で記念写真を摂る為の処置になっていて、すごい長蛇の列だ。台湾野柳の奇岩エリザベスの前の長蛇の列と同じだ・・さすがにこれは諦めた。

 大学の入学式に女の子とはリクルートスーツを着るというのを初めて知った。
 私のスーツ同様、「コナカ」か「サム」で買った吊るしのスーツを着てみれば、親ばか的まさに馬子にも衣装でそれっぽいおねーちゃんに写っているじゃないかい。「しまじろう」と共に成長したわけだ。

教育学部棟前 娘の教育学部は最初の午前中で終わってしまったので、一緒に昼飯を喰うことにした。当然学食の定食だ。が、さすがに入学式なので学食内は、台湾の夜市状態だったので、学生情報から近所の食堂ベスト3の一つキッチン「ミキ」というところに行った。
 ワンプレートの上にちょとカレールーがかかったご飯に、揚げたてのメンチと魚フライ、ケチャップのスパゲティとポテトサラダ、そしてスープがついて、なんと500円。キッチンの聖地、神保町より安いじゃないかい。感動しながら食べていたら娘が「とーちゃん、こういうの好きでしょ」、「モロチンだよ〜。良いなぁ娘は。毎日こういう店で喰えて・・・」。ふと、拙文教大学付近にあった500円定食の中華屋、そして360円の文教大学の学食ランチを思い出した。
 もしかしたら子供の入学式について行く父兄、自分の学生時代を想起して共有したい気持ちが潜在的にあるからじゃないかと思った。昔を思い出させてくれて良かった。忘れていたよ。

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