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フラメンコスクール入校南蛮旅行記

Yoko Takahashi

 フラメンコを習い始めて2年。1999年10月にバモスに入会し、スペイン語圏について多少興味を持ち始めた頃、チャンスに恵まれ、念願の情熱の国スペインへ旅立った。
 時は2000年4月27日〜5月7日。日本はまさにGWの最中。初めてのヨーロッパ旅行なのであまり欲張らず、焦点はフラメンコレッスンにしぼって。

 スペイン語といえば挨拶程度しか確認していなかっただけに、空港を一歩出ると苦労しました。旅行会社の旅程を(バモスのHPリンクコーナーにも紹介されている旅行会社)大幅に変更し(すでに私にとっては大冒険)バモス会員日高奈巳さんとマドリッドで落ち合う。一度しか面識のない私達が運命的に引かれ合いながら空港で再会した。
 そして、グラナダ・エミリオ氏を訪ねる。

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アランフェスの王宮。ガイドブックそのままの建物を目の当たりにして興奮気味の私。
村治香織(クラシックギター)の新しいアルバムにもある「アランフェス協奏曲」の生まれた町。
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本当にレンタカーで旅をしたのです。あともう少しでヘレスに入るところ。
日高奈巳さんが一生懸命運転してくれました。野生化したあざみがいっぱい!!
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マドリッドの駅からアランフェスへ。
車窓から見える風景は日本の田舎の風景とかわらない。
なぜか、落ち着く・・・。
 入手困難だと聞いていたアルハンブラ宮殿のチケットを事前に購入してもらっていたのでスムーズに観光できた。
 エミリオ氏の工房兼土産やで寄木細工に目をみはり、夜は初体験のバル、タブラオ巡り・・・。旅の緊張をほぐしてくれるやさしい人柄の氏に感謝し、日本での再会を誓う。
 次の日、早速レンタカーを借り、日高さんが運転、私は人間ナビゲーターとなり、地図を片手にアンダルシアへ。スペイン舞踊の演目のひとつにある「タンゴ・デ・マラガ」の踊りが生まれたマラガの街を眼下にミハスへ。ミハスでは地中海を眺めながらのパエージャとオムレツ料理などに舌鼓を打つ。ちょっとのお買い物を楽しみ、最終目的地ヘレスへ。
 丁度、バイクの世界選手権と1日重なり、町も郊外もバイクと人だらけ。
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グラナダ空港。さー!!がんばってエミリオに会いに行くぞーー!
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アルハンブラ宮殿:夜警(ベラ)の塔より
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エミリオに会えました!!
とても気さくで明るく面倒見のよいエミリオ。
夜のバル・タブラオに連れて行ってもらいました。ライトアップされたアルハンブラ宮殿も見せてくれて感動しました。
5月といえども、夜は少し冷え込んで寒かったです。。
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アンダルシアフラメンコセンター入口
マノロ・マリン先生の初級タンゴクラス受講。6日間17:00〜20:00まで3時間のレッスン。授業の6割は代教のラファエル・カンパージョ(2000年6月号パセオにスペインで注目の若手アーティストとして掲載されている方です!)が指導。
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レッスン最終日
マノロ、ラファエル両氏と一緒のピソに宿泊を共にした日本人の友達。
 フラメンコレッスンもいよいよ始まり、6日間の日程を(マノロ・マリンのタンゴ初級クラス:60%がラファエル・カンパージョという若手舞踊手が代教)ゆっくり丁寧に教えてもらった。
 25人のクラス中8人が日本人、スペインに留学している人もいましたが、流石に日本人のフラメンコ熱というか、はやっているな〜と改めて再認識しました。少しの間でしたが、私の視野でフラメンコの角度から本場スペインの人と町と生活に触れてみて、感じたものが多く、これからの自分の生活やフラメンコに対する付き合い方・姿勢が変わって行くような気がします。
 そして、バモスに入会したからこそできた貴重な経験・友達を大事にし、多くの人にこの喜びを伝え、スペイン語圏にさらなる思いを馳せて頂くことができたら、幸せに思います。
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最後に・・・。
短い時間でしたが苦楽を共にした日高さんと、バモスを通じて今回の旅に至りました。バモスに出会えたこと感謝して。。。ありがとうございました。

高橋 洋子 2000.6