委員会の方針は、建設に直接関与し、資金の運用をこちらでチェックしながら、教師を含めた運営面も重視する。
建設されたが、活用されずに廃墟と化したのでは無駄遣いとなる。また、ギジェン氏が切望する学校は、幼稚園児から低学年の児童を預かる民間学校、すなわち私立学校である。
委員会は夜遅くまで頻繁に開かれた。
現地から送られてきた情報をもとに、建設予算の策定、学校の設計図の作成等などの作業が次々と進められた。
子供の数が非常に多く、学校の絶対数が不足しており、読み書きといった基礎教育が十分になされていない実態が伝えられてきた。また、グアテマラ大使からは、現地の有力なNGO(非政府組織)の紹介を受けた。
写真:学校設計図を持ちながら建設を担当する現地のNGO |