現地滞在1週間という短い期間で、長旅の疲れが残っているにもかかわらず過密スケジュールをこなさなければならなかった。現地での活動は以下の通り。
- 土地の提供者であるギジェン氏の祖父の表敬訪問
- 日本大使館で特命全権大使と懇談
- 現地のNGO(フンダスカル)との会談
- 文部省の学校教育担当官と会談
- ラデモクラシア村の村長と自治会代表者との意見交換会
- 庶民生活の視察と経済調査
建設予定地のラデモクラシア村では、ドシャブリの中を村民の盛大な歓迎を受けた。
村長、教育関係者、自治会代表および生徒代表の挨拶、民族音楽のマリンバの演奏、目を輝かせた子供達の歓声、村長宅での心のこもった歓迎パーティなど非常に印象深く、村民が心底から学校を切望していることを実感した。
こちらからは、教材として西村楽器店から寄贈されたリコーダ200本をプレゼントいたしました。
村民との意見交換会において、1年分の教師の給料と維持費しか負担できないことを明確に告げた。これが、当初からの私達の条件だった。自治会の各代表者達は、1年後自分達の力で運営するといっていたが、内実は少し異なっているように見えた。
少数の村民に対して簡単な社会経済調査を行ったところ、所得(月額約1万円)と家族構成数(平均7~8名)から自己負担は相当に厳しい現状が浮かび上がり、今後の大きな課題であるという認識をした。
帰国1日前、建設を保証する4者協定書の調印にこぎつけることができた。
各当事者の役割は以下の通り ============================
* バモス学校運営建設委員会
- 建設費として12,000ドルの負担
- 定期的に工事現場の見回り
* フンダスカル
* 自治会(ラカンピーニャ地区)
* ラデモクラシア村
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