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グアテマラ調査(1995年6月16~26日)

 現地滞在1週間という短い期間で、長旅の疲れが残っているにもかかわらず過密スケジュールをこなさなければならなかった。現地での活動は以下の通り。
  • 土地の提供者であるギジェン氏の祖父の表敬訪問
  • 日本大使館で特命全権大使と懇談
  • 現地のNGO(フンダスカル)との会談
  • 文部省の学校教育担当官と会談
  • ラデモクラシア村の村長と自治会代表者との意見交換会
  • 庶民生活の視察と経済調査

 建設予定地のラデモクラシア村では、ドシャブリの中を村民の盛大な歓迎を受けた。
 村長、教育関係者、自治会代表および生徒代表の挨拶、民族音楽のマリンバの演奏、目を輝かせた子供達の歓声、村長宅での心のこもった歓迎パーティなど非常に印象深く、村民が心底から学校を切望していることを実感した。
 こちらからは、教材として西村楽器店から寄贈されたリコーダ200本をプレゼントいたしました。

 村民との意見交換会において、1年分の教師の給料と維持費しか負担できないことを明確に告げた。これが、当初からの私達の条件だった。自治会の各代表者達は、1年後自分達の力で運営するといっていたが、内実は少し異なっているように見えた。
 少数の村民に対して簡単な社会経済調査を行ったところ、所得(月額約1万円)と家族構成数(平均7~8名)から自己負担は相当に厳しい現状が浮かび上がり、今後の大きな課題であるという認識をした。

 帰国1日前、建設を保証する4者協定書の調印にこぎつけることができた。

 各当事者の役割は以下の通り ============================

* バモス学校運営建設委員会

  • 建設費として12,000ドルの負担
  • 定期的に工事現場の見回り

* フンダスカル

  • 校舎の設計監理

* 自治会(ラカンピーニャ地区)

  • 建設労働無償提供
  • 1年以降、独自で運営の資金調達

* ラデモクラシア村

  • 3,770.6ドルの負担

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