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着工状況

 1996年1月15日落成式を目指し8月中旬に着工した。
 しかし現地からの情報は少なかった。ラテン民族ののんびりした気質もあり、工事は遅々として進んでいなかったようである。
 一方、バモスは、落成式に向けて古川委員長を代表とする落成式出席訪問団を募っていた。
 古川委員長、下郡副委員長、小里文也(バモス会員)、荻野好弘(バモス会員、朝日新聞記者)、建有会11名がグアテマラツアーに参加した。
 出発前の説明会では、県有同志会(建設業界の交友団体)がラデモクラシア村の各学校からの寄付要請(事務机、タイプライター、書類保管キャビネット)に応え、8,000ドルを寄付した。

 学校は予定通りに完成せず仮落成式ツアーとなったが、現状視察と村民との交流が行われ有意義な訪問ツアーとなった。
 その後、工事に大幅な遅れが見られた理由は、学校建設のために必要な村の負担分(20万円)が拠出されていなかったためである。この程度の資金なら援助は簡単である。
 しかし、協定書の契約通り、一方的な援助ではなく、4者が協力しあって建設するというのが当初の目標であったので、こちらかは資金的な援助はできない旨を伝えた。

村役場から完成した学校へ向かう 日本の国旗(古川委員長)とグアテマラ国旗(村長)

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