キャベツ畑のように並んでいる壮観なマグロ達は、何故かみんな尻尾が切れられている。同じように見えても、その断面の肉付きで美味さ(ランク)が違うらしい。 粘り気、指ざわり、色つきなど、経験とカンによってその品質判断をしてゆかなければならない、言わば仲卸人にとって腕の見せ所である。 並べてあると小さく見えるが、100kgはゆうに越えていて、大きいのだと200kgを越え、大人一人じゃ動きもしないバカデカさである。