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■ 実際、読み上げやすいか、また、視覚障害者にとって聞きやすい、分かりやすいかという感覚的な観点からの考察。
  1. alt
     入れればOKなら、バコバコ入れましょ、と思って、はたと気づいた。
     タイトル画像や、エッセイや私の駄文に入るちょっとした挿し絵風写真カットなら良いが、写真展での写真は50点以上もひたすら続くのが多い。目で見ていっても苦行でしかないのに、単純に文字だけが続くのを聞くのは、不眠症に効果があるぐらいだろう。

     個展「ロベルル」は、「車内のロベルト」「椅子の上に座って鳴くルルデ」「階段で振り向くルルデ」「手を挙げるロベルト」「ベランダから顔を出すロベルト」「棚の上から見下しているロベルト」・・・。

     個展「My Company 1」は、「カマ坊のアパートのベットの前で座るあかねちゃん」「湘南海岸でのモリタさん」「フルートを吹くみさきちゃん」「バニーガールの優子ちゃん」・・・・

     グループ展出品作「バナナとばなな」や「4つの小品」とかになると、もう言葉なんて出てこなくて、alt="" 以外、選択の余地が無い。表現性が強くなればなるほど、写真と言葉は対極となる。言葉にはない印象で伝えようとするのが強くなるからだ。

     無理やりでも入れようとすれば入り、バリアフリーの観点からすれば良いことかもしれないけど、読み上げリーダーで聞いてもまず面白くはないだろう。
     

  2. 見出し
     とにもかくも見出しは <h?>〜</h?> を使う。?は任意の数字。
     
  3. インデント
     読みやすくする為に、行頭を1マス空けるのが通常だが、この場合は不要。
     
  4. 記号
     記号を読み上げるかどうかは、リーダーの設定による。
     それがプログラム関連とかだったら読み上げオンにして、そうじゃない場合はオフとか。

    1. 『昨日、「ドラゴンクエスト攻略本」を買った』と『昨日、ドラゴンクエスト攻略本を買った』は、『』は読み飛ばされる可能性がある。
    2. 「そうしたいのはやまやまだけど・・・・」の「・・・・」は読み飛ばされる可能性がある。
    3. 意外と、「どうする?」「ちょっと待った!」の?と!は、それぞれクエッションマーク、ビックリマークなどと読まれ(未確認)、使えないかなぁ、と思いきや、みなさん効果的に使っている。
    4. 「MacOS X」「Photoshop CS」など、半角スペースがあっても読まれるが、半角スペースの後の単語が強いアクセントでもって読まれる場合があるので、繋がっているモノは、半角ハイフンを入れて「MacOS-X」「Photoshop-CS」の方が聞き取りやすい。
    5. アスタリクス「*」だけは、設定関係なく読み上げる。
    6. 「クルマを買った」「車を買った」、「レモンが食べたい」「檸檬が食べたい」など、読み上げリーダーのPC Talkerでは、カタカナは音が微妙に変りやや低音になる。
    7. 長音記号、「そー言えば」「うーむ、そうですね」などは、ちゃんと直前の文字が音として伸びる。
    8. 「〜」は、前後に文字があった場合にみ「から」として読み上げる。「東京〜大阪」。
       「ボッキ〜中島」は、どうなんだろうか?未確認。
    9. 見出し記号として、「■ はじめに」「・ はじめに」は、「クロシカク」「ナカグロ」などと読み上げるか、無視される。
    10. リストタグの行頭の数字や・は読まないが、ちゃんと箇条書き風に読み込んでくれるみたい。
    11. 「そうしちまったですよ(笑)。」(笑)は効果的ではない。友人は代わりにか「そうしちまったですよ。にこにこ。」なんて表記していてナイス!  
  5. <p>〜</p>
     web作成ソフトは自動的に作成してくれる場合が多く、むしろ手打ちタグ作成に多いかも。
     文章が長過ぎたり、内容が変った場合、そのブロックを必ず<p>〜</p>でくくる。私のもそうだけど、</p> を省き、本来 </p> とすべき場所に、<p> としている。読み上げの聞きやすさからするとこれが一番必須らしい。
     その中に疑似 <p> タグの代わりの<br><br> 2つは効果がないように思える。<br> は通常の使用でOK。
  6. <hr>
     どう読まれるのか分からないが、それなりのアクセントとして使われているのが多い。
  7. ヘッターの <title>〜</title> タグ
     htmlが表示された枠の上に表示されるタイトル。これなら「バリアフリー vol.4」。
     このタイトルが重要で、単に「04.html」とか「4-1」などとすると分かりづらく、読み上げを聞いている場合、どこにいるのかが迷う可能性もある。
     あれ、タイトルのバリアフリーとvol.4の間に半角スペースがあるじゃないか、と思われた方、観察力が鋭い。でも、このサイトはバリアフリーを対象にしていないので問題ない。


 以上、友人の、アオチャン、としまるさん、かっちゃんなどからの親切丁寧なチェックを私なりに解釈して述べたけど、この辺を踏まえて作れば、バリアフリーパラダイス間違いなし!と思う。

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