淡水
お土産屋を後にしてホテルにチェックインしたのが16時。前回行った淡水、そしてそこの海鮮食堂へ行った。
みんな、台湾のスイカ「悠遊カード」を買って台北メトロの捷運に乗る。
どのホームでも台湾人は、軍隊整列のように誰一人としてはみ出さない整列乗車をしていて、また車内にて軽くペットボトルを飲んでいたりすると、近くの若い女性から優しく注意を受けたりする。そして、年配の私達が立っていると必ず誰かが席を譲ろうとする。礼儀やマナーなどの民度が高いとされる日本人は、こちら台湾人に学んだ方が良いと思ったりもした。
淡水駅には17時過ぎに着いた。何か工事をしていたな、と思っていた駅前の英専路入り口の脇に大きなショッピングセンターができていて、ユニクロも入っていた。
前回もそうだったが、バスによっては私だけ悠遊カードが使えない時があった。どうやら私のは古いタイプらしい。最近のはチップが入っているようで、駅で新しいカードに交換してもらった。
ところで、この悠遊カード、チャージが不足していても使える。つまりデポジットの100元分(340円)まではマイナスで利用できるようで、なかなか良いシステムである。カード利用だと運賃が2割引になるし、是非、日本のJRは見ならって欲しいところだ。
大きなリゾートホテルの福容ホテルで降りて河口沿いのウッドデッキを散歩しながらテクテクと歩いた。
仲間の一人が「あれに乗りたい!」
情人塔(恋人タワー)という名称の回転昇降式の展望塔だ。一人旅ならとうてい乗ることのないそれにみんなで乗った。
その日は「母の日」だったので外国人でもご婦人は登場料170元(580円)が無料。他の施設でもこういう日は特待があってなかなか良い。「父の日」があれば、やはり無料になるのだろうか。
その情人塔から淡水川に添って戻ったところにあるのが海産食堂だ。
店の前に並べられた生け簀や桶から生鮮魚介類とその調理方法を選んで食べる、沖縄の公設市場みたいな感じだ。日本人もたまには来るのかもしれない、調理方法のメニューだけは日本語で書かれていた。小雨パラつく夕方だったので店内で食べた。
地元的レストランではみんなが飲んでいるが、観光地や大きなレストランなどにおいては、酒を飲んでいるのが日本人でお茶などを飲んでいるのが台湾人である。ここでもビールが乗っかっているテーブルが2つあったが日本人であった。
台北に戻り、有志で前回行った中山にある台南屋台の店「程家」に行った。
おでんの素材や肉やタマゴなどを甘辛く煮込んだのが特徴の台南料理のようで、モヤシ炒めに似ているが湯煎したモヤシをタレでからめただけなのだが、これが美味である。
店先のあんちゃんが、10ヶ月前の私を覚えていてくれた。ま、3日続けて通ったので覚えるはね。そのあんちゃん、前回酔っぱらいながら一緒に撮った携帯画像を見せてくれた。へぇ〜、覚えていない・・。
土砂降りの雨だったので、タクシーで戻る。中山の森林北路を北上した中山国小駅だから70元(240円)。
|