野柳
事前の天気予報では4日間とも雨だったが、結局はちょこっと降ったぐらいで後は晴れ間が見えたり花曇りの日々であった。
台北に来て、淡水と九份、三峽へ行けば、次は奇怪岩の野柳でしょう、と勝手に決めた。台北駅から直接バスでも行けるが、旅情を味わう為に基隆まで台湾鉄道に乗って行く。各駅停車(区間車)で40分、41元(140円)。
基隆駅に着くと、駅舎内にて台湾の地元犬「土狗」が昼寝していた。誰も追い払わないのが台湾らしい。
駅前のバスターミナルからだと思って探すも見当たらない。聞いてみると反対側のビル前(駅を出て右先の歩道橋の下のバス停)から、とのこと。
野柳方面に行くバスは、金山行きなどに乗れば野柳には停まるようだ。30分ぐらいだったかな。悠遊カードでのバス利用なので区間の料金は不明。
最後に訪れたのは1999年なので14年振りの野柳地質公園。
思い出してみると拙写真展「曇天台北」での撮影で良く通った場所だった。しかし、環境保護の為か専用歩道ができていて適当にその辺を歩くというのができなくなってしまっていた。柵や歩道からはみ出ていると、あっちこっちの警備員からピリピリピリ〜!
長い年月での風と波の侵食と隆起によって、このような奇妙な岩などができあがった、とのことらしいが、他ではあまり見かけない珍しい場所である。
最近は、どの観光地とかに行っても中国人観光客が多く、この時の外国人観光客の9割は中国人のように思われた。というのは聞こえてくる中国語の殆どが「兒(儿)」を使った綺麗な普通語辺りだったからだ。日本人、ちょこっと。
そんな観光地の出入り口には、今の中国共産党はこんなにひどいことをしているんだよ、ということを示す写真や記事を載せた大きな看板を掲げて中国人観光客に知らせているのが良く見受けられ、みんながそれなりに見ているのが興味深い。法輪功とかいう団体だったかな。
その後、金包里街という老街で有名な金山へバスに乗ってゆく。野柳から30分ぐらい。
台湾の老街はどの老街でもあまり代わり映えはしないが、入ってしまうとそれなりの興奮さがある。鹹蛋(塩漬けタマゴ)を買って食べた。30元(100円)だったけど、最近の台湾の物価って上がっているような気がする。その鹹蛋、3年前の台中では10元(35円)だったからだ。
帰りは台北駅行きのバスに乗ってたっぷりZzzzz・・・。
夕飯は、ホテル近くの中山国小駅前にある、ちょっと贅沢な火鍋の店「天外天」へ行く。
最近の日本のファミレスとかで流行っている総てお替わり自由のバイキング風で、鍋の種類を選べば、後は肉、野菜、具、ビール、ドリンク、アイス、フルーツなどがご自由にどうぞ。なんでアイスクリームまでもあるのかと思ったら、ハーゲンダッツが経営しているチェーン店のようだ。500元(1,700円)だけど、ビールお替わり自由なのが何よりもパラダイス。サーバーからの入れ方が上手くなった。
|