中国洗礼
せっかく中国へ来たのだから一度ぐらい本格的な中国料理を、と言っていたのが何故か海鮮料理になってしまった。
大連駅近くの天津街にある海鮮レストラン
水槽の生きた魚介類を選びそれを調理してくれるのは日本と同じで、ヒラメ、ウニ、エビ、カキなどを頼んだ。日本のわさびと醤油が出てきてなかなか美味で良かった。
そんなカキとかが当ったのか、または本場過ぎる料理を食べてしまったのか、私と女性一人を省く4人は2日目には多少なりともの腹痛があったりして、その中の2名は棄権 → ホテル → 静養と相成った。恐るべし中国料理。
最終日、残った有志3人で地元向けの小さな食堂に飲みに出かけた。ホテル近くの「東北菜館」という小さなテーブルが4つだけのお店。結果的に三連夜通った。
クーラーはないが夜の風は涼しく、時々目の前の道をチンチン電車が走り、函館を彷彿させる情緒さがある。
この店の「香辣土豆片」という自家製ポテトチップは、トウガラシが効いていてビールに良く合い、行く度に頼んでいた。8元(100円)。
辛さではそれに負けないくらいの美味しい麻婆豆腐もあるのだが、ただ最初はその辛さに舌が慣れず、途中舌が慣れてきた頃に、やっとこの豆腐ちょっと古くないか?にみんなが気づく。
腐った豆が豆腐、というのとは違うようで、気づいた時にはもう遅く、私はその最終夜の2時頃から激腹痛を覚え1時間ごとにトイレとベットの往復を繰り返す。
日夜ビールを飲み続けるミートソースぐらいの粘度なら分かるが、これはシャ〜の水だ。フルタイムツアーでの食事ならこのようなことはなく、フリーツアーならではの洗礼と言おうか、中国式ウエルカムシャワーだった。
最終日は10時半に送迎バスがホテルに来るので、それまでの3時間ぐらいは散策等ができるのだが、出かけたのは最初にダウンした女性二人のみ。残りはベットの上でおとなしく静養。
ホテルの窓から大連の町並みを見ながらベットでZzzzz...、これも旅の思い出の一つかも。
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