オムニバス
 大連に馴染の深い外国というとマクドナルドやケンタッキーを省き韓国とロシアなので場所によっては東京新大久保のように「ソウルに行ってきました」でも通じるようなところもある。
因に「餃子の王将」もあるのだけど「焼き肉食べませんか？」と言うと「せっかく中国へ来て韓国料理〜？」とみんなに拒否された。ま、当然だけど、でもみんな刺し身を食べようとしていた矛盾に気づいていない(笑)。
マクドナルドのハンバーガーが妙に食べたかったのだけどチャンスがなかった。
 ロシアの製品なども売っている屋台もあるが、ロシアのは西側諸国のコピーがメインだから、今一つ購買意欲をそそらない。
ロシアレストランもあったのだけど、ロシア料理が美味いかどうかになると、かなり勇気ある決断を要しそうなので外観だけ見てスルー。
ちゃんとしたマトリョーシカ(万単位)が安かったら買おうかなと思っていたら、確かに安かったけどそれは中国製、うーむ、ここは中国だった。
大連駅から南東に10kmぐらい行った海岸に老虎灘(ラォフータン)という場所があり、そこに遊園地と水族館が一緒になったような極地海洋園というのがある。
何処かで見たような感じのぬいぐるみを来たキャラクターがいたり、海岸付近にバイキングなどの乗り物があって、簡単に言えば「なんちゃってディズニーシー」だ。
真似と言ってしまえばそれまでだが本家ディズニーへはなかなか行けない中国の人達に少しでも似たような気分を気軽に近場で味わって貰えれば、と考えれば友好的にこの海洋園を捉えることができるのだが、乗り物代別の入場料が190元(2,400円)というのは高過ぎないか？
切符売り場でもたもたしていたら、マイクを持った綺麗なおねーさんとビデオカメラを肩に抱えたおにーさんがやってきて「何処から来ましたか？」。
おお、大連のテレビに出るかも〜。
いろいろ質問を受けて「大連はどうですか？」
「昨日、日本から着いたばかりだけど、雰囲気のある古い歴史ある建物がたくさんあってとても綺麗で好きです」
「大連の人達はどうですか？」
「大連の人達は認真(真面目)、あ、間違げーた親切(あ、これは台湾式だ)、いや、とても熱情(親切)で良いですねー」・・・ボツだなこれは。
イルカショーを見たけど、鴨川シーワールドの1/3ぐらいのアトラクションレベルだった。でも中国の大連くんだりまで来てイルカショーを見た、という珍しい奇特な経験に良しとすべきだろう。
 旧ロシア人街へ行く勝利橋のたもとで、ロシア系の人達がお菓子を売っていた。
小さなリアカーの上にナッツとキャラメルを台にした大きなデコレーションでロシアとかの伝統菓子だと思う。名前を聞いたけどロシア語なので失念。
ナタでスライスして量り売り。ちょこっと食べたけど味は悪くはない。一説ではこの菓子を食べたから腹を壊したとのこと？
3人のロシア系の売り子だったけど、いずれも笑わずニコリともしない。国民性なのか暗い。
  中国のビールと言えば青島ビールが有名と聞いていたので初めて飲んだけど、甘さを省いたジンジャエールにちょっとアルコールを足した感じで、何を飲んでいるのか分からない薄過ぎる味だった。薄過ぎて有名ということ？
「大棒ビール」や「雪花ビール」の方がまだマシで多少なりともビールを飲んでいる実感があった。。
「冷たいモノは体に良くない」と漢民族では言われていてなるほどだけど、最近の中国では暑い夏には冷たいビール、というのが定着してきたのか、黙って頼んでも冷たいのが出てくるのが嬉しい。中瓶と大瓶があるがだいたい平均して8元(100円)ぐらい。
 道端で農家？の人達が採れたて？の果物などを良く売っている。
メチャクチャ安く、みんな買っていた。こういう場合、中国の農薬とかの懸念は払拭されているみたいだ。
何処で食べるのですか？と聞くと部屋で食べるとのこと。悪くはないけど私の場合、台湾短期留学時に飲み屋がないから仕方なく一人で部屋で飲んでいた、というトラウマがあるので短期海外旅行でのホテル室内での食事には抵抗があって買わなかった。
 大連に着いてから分かったのだけど、どうやら中国の場合、税関を出る前に両替をすると手数料50元(630円)を取られ、出た後の両替所だと手数料がないみたいだ。
それを知らなかったけどいつものように成田で両替した。でも日曜日だったので銀行は休み。変わりに自動両替機があって15,000円入れると日本円のお釣りと写真のような袋に入った1,000元に両替してくれた。
変換率はもともと気にしたことがなかった。何故なら何千万とかならその差額も大きいが、高々2〜3万円ぐらいじゃその差も高が知れていて、それよりも「今必要」という方が大事だからだ。
だが今回、中国元に限ってなのか元から円への両替率がすごく悪いことに気づいた。
単純にこの1,000元を換算してみると12,600円ぐらいだが、帰りの成田の両替所で見てみたら11,300円ぐらいになる。約10%引きは辛いぞ〜。
そのままとっておいて次の大陸行の時にでも使うかね。
例のサソリを食べた天津街という小道にズラーっと並ぶ屋台の一つ、肉の串焼き屋さん。
ここは評判が良いのかけっこうな人だかりだった。食べ終った串は隣のポリバケツに捨てて写真のように盛り上がってゆく。これも一つの店の看板なのかも。
たまたま今回も食べる機会がなく、次回の楽しみの課題になった。
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