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佛教大学通信教育課程歴史学部歴史学科日本史コース
ぶったん

2024年3月に佛教大学通信教育課程の歴史学科東洋史コースを卒業して、
すぐさま「継続入学」制度を使って、4月から歴史学科日本史コースに入学した。
佛教大学通信教育課程では、3回目の入学だ。

コロナ禍の時の殆どのSRはオンラインZoomだったのだが、
コロナ禍が収束しても、それは変わらず、特に私が入学した歴史学科日本史コースでは、
全てのSRがオンラインZoomであった。つまり、キャンパスに行く機会があるのは、
最初で最後の卒業式と相成った。
つまり、学食のランチを食べる機会は皆無となった(卒業式の日は学食は休み)。
これは寂しいねぇ。

キャンパスへ行く機会のない通信教育課程のネタって面白みに欠ける以前に、
なにもないので、こちら「年寄りの生涯学習」に入れてしまった。


「継続入学とは」
 大学に入学したら何年間在籍することができるという年限があり、1年からだと8年間、3年編入からだと6年間、とうのはご存知かと思う。
 その満限の終了時(3月)には、自動的に大学から放り出される。
 その時点で卒論を含めた全ての指定単位を修得していれば、それは「卒業」となり、満たされていない場合は、「退学(中退)」の扱いになる。

『超約ヨーロッパの歴史』 その卒業か退学になった学生の希望によって、間を置かず3月の翌月の4月から改めて入学する「継続入学」という制度が佛大通信教育課程にはあるのだ(他の大学は未確認)。
 退学からこの継続入学を行うと、その直前の在籍時に取得した単位が継続される。同学科なら殆どの修得科目は、履修済みとなる。他学科だと、関連科目が考慮されるみたいだ。

 今回の私の継続入学では、卒業 → 3年編入で、同じ学部学科の東洋史から日本史だったので、それなりに履修済み(単位修得済み)になっていて楽だ!と思ったが、甘かった。
 9科目ある「基礎科目」の中から1科目だけ取れば良いことになっていた。
 しかし、前在籍中では、難しそうで面倒くさそうな科目を省く消去法的に選択して修得していたので、つまり、1科目とは言え、難しそうな科目ばかりが残っていた。
 そのある科目のシラバスには「自分の住んでいる町の昔の地図を参照しながら現在への様変わりを述べよ。地図はPDFとかで」などと記してあって、なんじゃこれは?歴史学科ではなく歴史文化学科の地理学や文化人類学の方じゃないか、と思ったりもした。
 どうせ番外科目を取るのならと、少しは東洋史や日本史に役立つであろう「西洋史概論」を選んだ。指定テキストは、『超約ヨーロッパの歴史』。
 ゲルマン人の大移動やローマ帝国などが出てきて、ふ~ん(2024年7月現在)。
 実際、京都のキャンパスへ行く機会が全くないので、学生である身分を忘れてしまいそうだ。まるで「ユーキャン」みたい。


「通信制の留年」

 高校を出た後に行く大学での「留年」は、親から叱られ、友人たちからは嘲笑されたりするけれど、通信教育課程の場合は、全く関係ないし、問題も皆無、と言えよう。
 そもそも大人の社会人が通うこと多く、そんな社会生活の中で時間を見つけて学習してゆくこと自体、規定の年限で終わらないのがこのギョーカイでの常識になっているからだ。
学食のランチ
12年前の学食ランチ、370円
 そして授業料が安いのだ。テキスト履修はこれに含まれ、4回生までは、約15万円/年で、留年期になると10万円ちょっと/年になる。年15万円って、駅前留学とかより断然安いぞ。ただし、SRは、別途各1単位科目として4,500円はかかる。2024年現在だけど、それにしても他の通信大学に比べてとてもコスパ良くリーズナブルと言えるのが佛大通信だ。

 しかし、個々の日常生活の多忙とその格安授業料から、どうしても学習は思うようには進まず、格安の留年コースに突入する先輩方が多く、中には10回生とかいう強者猛者も少なくなく、私の知るところでは、17回生という佛大通信の主みたいな大先輩もいる。
 反面、そのぬるま湯に浸かりすぎると向上心が上がりづらくなり、気がつくと外的な理由に託つけてフェードアウトするのも少なくないのも実情。卒業率は、資格が関係する教育学部などはかなり高いけど、卒論はちゃんと出してね、みたいな学部学科だと、2割行ったら良いかな、と勝手な予想をしている。
 つまり、通信教育課程と言えども、「何年かかっても良いから卒業をする」だけは、不変のミッションと言えるかもね。