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日本語検定 2級 2022年11月12日

【勉強開始 2022.8月~】

日本語検定対策本 2022年7月下旬に漢検の結果通知を受け取ったので、そのまま8月から日本語検定の学習を始めた。
 初めてなのでどの級から初めて良いのか分からず、2級と3級の練習問題集を2冊揃えてやってみたが、正解と不正解の量が殆ど同じだったので、良く分かんねー。
 また、問題種として丁寧に文法、敬語、漢字表記、語彙意味等に分かれていて一見して見当が尽きやすいが、範囲は日本語全般なので、級ごとの出題範囲が皆目見当がつかない。
 さらに漢検や中国語検定などではそれなりにあった合格体験者のwebやYoutubeなどが限りなく少ないので実践情報を得られない。おまけに対策本というのが皆無だー。売っているのは、すべて「日本語検定公式」と記された東京書籍から出版されているモノだけだ。

 対策本のない中での学習は、暗中模索や五里霧中の四字熟語が似合いそうだが、とにもかくも上記の入手できるテキストを覚えるしかないと思った。
 結局、3級と2級の難易度が分からないので、少しだけ背伸びをして準2級合格を目標に2級受験をポチッした。受験料って5,300円もすんのね。
 試験日は、2022年11月12日。さて、どうなるのでしょ。


【学習方法 ~2022.11】

 合否以前に、その受験さえもしていないのに、日本語検定の学習方法は、なんて言うと、寝言でも言ってんのか?とお叱りを受けそうだが、前述のように教材やその情報が皆無に等しく、唯一協会が出している各領域別問題集と過去問しかないので、事前に参考にするのはこれしかない、としか言えないからで、これをどれだけ「やり込む」かが唯一の合否に関わるポイントなんだろうなぁ。

 範囲が分からない、傾向が分からない、対策本がないなどから、既存の公式ブック3種(3冊ではない)をメルカリやヤフオク、アマゾン中古を駆使して入手。
 これら試験の翌月のメルカリが安く、試験月は高い。出品者の気持ち良く分かるが。

  • 領域別問題集と題した、「敬語」、「文法」、「漢字・表記」、「語彙・言葉の意味」の4冊。
  • 『公式テキスト・問題集「日本語」上級』← 1・2級受検用
  • 『「難読漢字」問題集』← 1・2級受検用
  • 予算の許す限りの年度ごとの過去問題集

 漢字表記や語彙意味等は、読みと書き取りのはどこで入れ替わるか分からないので、漢検同様に全て辞書で意味を調べて書けるようにした。読めても書けないのはあるけど、書ければたいてい読めるでしょ、というヤツから。
 文法と敬語は、解答の解説を何度か読んでその仕組みと基礎等を覚え、問題を見てもどこが不適切か分かるようにした。←敬語はなかなか難しく、3割ぐらい見過ごしてしまうスキルまでしか上がらなかった。
 やはり、他の検定のようにいろいろな出版社からの対策本がない、そして情報webが透くな過ぎるのが一番辛いなぁ。
 結局、他の検定でもそうだけど、上記領域別問題集で基礎を覚え、過去問で実践での傾向を学ぶ、というのを数回繰り返すしかなく、それぞれ4回繰り返したので8割ぐらい覚えられ、緊張する試験会場では6割強ぐらいの記憶で臨むのだと思う。
 これで落ちたら学習する時間と繰り返しが足りなかった、と思うようにした。


【試験日当日 2022.11.12】

 過去6回ぐらい各種検定を受けたけど、なんとなく書き切った感(埋め切った)がある場合は、たいていは合格点を上回り、なんとなく書き切れていないかも、という場合は合格点の前後を漂っているデキのような気がする。
 会場は、地元埼玉県大宮のソニックシティの会議室だけど、受検者数とその熱気振りからすると、漢字検定 → 中国語検定 → 日本語検定に感じた。


【問題正答発表 2022.11.16】

 試験4日後ぐらいにはもうWebにて問題正答の発表があり、何回数えても問題数は100問にならず96問。配点が多種多様なのだろうか。
 間違いは、96問中15問だったので、正解率は・・15÷96=0.15→85点だけど、信用しません。私の場合、最後の総合問題2問のデキが50%ぐらいなので、ちょっとやばい。
 この最後の総合問題にたどり着いた時には残り15分を切っていた。慣れないので焦りまくった。選択問も最後の2つに絞ったところで引っ掛かったのが多いので、いじわるな問題だと叫びたい。

 数少な過ぎる関連webでは、最後までとてもお世話になった「ゆーじの自由時間」というサイト(ブログ)がある。
 勉強法もそうだが、合格までの奮闘の筆致からゆーじさんの人柄が垣間みることができ、くじけそうになった時には良く読ませていただいた。何回読んだだろうか。感謝~。
  ※「ゆーじの自由時間」はリニューアルして、残念ながら日本語検定に関するものがなくなってしまった模様。2024.7


【合格発表 2022.12.20】

 合格発表は、12/7に協会サイトであり、なんとか2級に合格(認定)したけど、詳細が知りたい。
 下旬の20日に個人カルテとして送られてきた。

日本語検定2級 この2級の試験対策を始めたのが漢検の合否通知を受け取った7月下旬からなので、3ヶ月半の学習の結果である。
 「(総合問題)」は、7問中3問しか正答していないのに、良くこれで合格したもんだ。意味分かんねー。
 漢検準1級の結果通知を受け取って間もない軽い頭が暖かくなっている状態で始めたので、関連項目はそれほど苦になるような点数にはならなかったのがラッキー。
 過去問を含め、漢検準1級に関連した問題はそれなりに散見するけど、それは、2級の問題として、いじわる的な一つ上の級の問題として出題されるのが多いので、漢検2級合格ならそれほど問題ない(と思われる)。
 何が何でも日本語検定を、というのでなければ、やや遠回りにはなるけれど、漢検2級 → 日本語検定2級と学習してゆく方が効率が良いと思った。優秀な方だと同時進行して受験するのもありかもしれない。

 しかし、漢検には関係のない、敬語・文法辺りは、素直にその3ヶ月半の結果と言える。
 文法は、3級の問題が基本となっている感がして、それを覚えてから2級に取り組んだので、思いの外、80点に近似していて、これもラッキーだ。
 問題は敬語で、これを90点以上取れるようになれば、準1級もゆとりの射程内と思ったが。

 上記、ゆーじさんのブログを見ていたら、2級までの対策として「ユーキャン」の通信資格講座があるのを知ったけど、独学じゃモチベーションをキープできないので、金を払って尻を叩いてもらう、というのもありかもしれない。
 しかし、受講料が確か40,000円ぐらいだったので、対策本や過去問等は一切購入せず、この講座から提供される教材でフォローできるのかどうかは分からないので、どうなんでしょうね。


【追記 2024年7月】

 思えば、日本語検定の合格率ってあまり気にしていなかったのは、日本語検定のデーターや体験記とかって、漢検のに比べて少なく、検索しても少なかったからだ。
 今頃になって調べてみたら、ありました。

Web資格ルートの日本語検定2級の合格率
https://agaroot.co.jp/shikaku/nihongokentei/

2級の合格率
2023年 6月(10.2%) 11月(20.9%) 平均15.6%
2022年 6月(14.3%) 11月(16.8%) 平均15.7%

 思いの外、合格率が低く、漢検準1級みたいですね。
 このデーターで気付いたのは、2年間の集計だけど、最初の6月は低く、11月は高い。なら11月に受ける方が得策じゃん~。
 私は2022年の11月なので、16.8%だったことが分かるが良く受かったなぁ、と改めて思った。ただ上記の15冊のテキストをやり込んだだけなので、傾向としてはテキストに載っていない言葉や用語が出まくるようないじわるな問題ではなかった印象があった。
  目指している方、頑張ってくださいね!