■ 日本の歴史
この時期は留年5年生で専攻科目は残すところSRの1科目となり、基礎専門科目をこなしていて、だんだんと東洋史コースに近そうな科目がなくなってきたところ。
『地誌学』や『地理学』などは、これらを専攻科目とする学部はどこなのだろう?と思ってしまうぐらいシラバスを読んでも意味が分からない。思いっきり門外漢の『西洋の歴史』をスルーすると、『古文書学』と『日本の歴史』、『京都学入門1/2』しかなくなってしまった。
日本史も高校生以来だから45年振りぐらいになるので殆ど記憶がないが、自分の国の歴史ぐらい学びなおすか。1科目だけだし。
リポート設題は、鎌倉執権政治と明治の初期議会の政党の2つ。
初期議会の方は、履修済みの東北アジア史とカブっているところがあるので、そのテキスト等を流用できるが、執権政治の方は、北条氏と御成敗式目という名称しか記憶にない。
指定されたテキスト 『概論 日本歴史』を読んでも時代の流れがさっぱり分からない。私が学んだ時のように、奈良時代・平安時代・南北朝時代・室町時代・・・と明記されて続いてはおらず、年号少なく、○×世紀後半とかが多い。
流れが分からないので、改めて高校の時に使った、山川の日本史を購入した。文部科学省検定済教科書なので中古も全く値が下がらず、新品1,400円。
さすが山川で全史事細かに概説してあるが、執権期はそれほど触れては終わらず、これだけではとてもリポートの規定文字数である3,200文字にはならない。改めてAmazonで検索したら、『鎌倉執権政治』があったので中古1円のをポチッ。
将軍や執権の系図が良く分かると友人からアドバイスを受け、山川の日本史の付属版みたいな『山川 詳説日本史図録』を190円でポチッ。
図書館で借りるのもあるが、2つのリポートが終わるまでだいたい2ヶ月〜3ヶ月かかり、かつ返却するのも面倒、そして他の科目でも使うかもしれないと思い、たいていAmazonで中古のをゲットしている。
日本史コースを専攻していないのに日本史どっぷりの学習するのは辛い×3。
例えば執権とは言え、手前の源頼朝の事もあれば、その前の平安期の事も多少学ばなければならないし、もしかしたら執権の後の南北朝とかetc。いずれも門外漢なので東洋史コースのに比べて読む冊数や回数、時間がとてもかかる。半ばやけくそ気味に書籍を購入したら4冊にもなってしまった。それとリポートや科目最終試験の結果や点数とは、とうてい比例するとは思えないが。
やっと設題の執権政治辺りのリポートは終わったが、この科目を始めたのが6月下旬、コロナ禍でいろいろあったと言い訳ができるが、3ヶ月でやっとリポート1つは、ちょっと怠慢だね・・・つづく。
仲間から聞いた話しでは、この科目担当のK先生曰く、60点ぐらいしかあげないよ〜、とのことらしく、それじゃ59点だって「ぐらい」じゃないか。なんだよ、4冊も真面目に読んだのに、最初から科目最終試験が厳しいのならリポートはそれ以前の蟷螂の斧ではないか。ドラクエ8のドルマゲスじゃないけど「悲しいなぁ」。
まだリポートは提出していないので、この科目をキャンセルすることはできるのだが、せっかく学習した4ヶ月はもったいないので、ダメ出しならキャンセルのつもりでなんとか2つのリポートを仕上げて10月上旬に提出した。その下旬に結果発表があってラッキーにも受理された。
翌月上旬の科目最終試験をワンチャンモード(ノーチャン覚悟)で受験した。その発表はその下旬だが、なんと80点を超えていた。専攻外の学生だったから優しくしてくれたのだと思うが、歴史学部に入って一番嬉しいできごとだった。
選択必修科目的な「基礎専門科目」では、SR「京都学入門」の2つ以外には、「古文書学」しかない。
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