■「 東洋宗教史特講 2 」 S履修 1単位 2018.6.9-10
14時から始まるので席取りの為に13:20に行った。
前の方に座りたいのは、真面目に勉強に取り組むと云うよりも、前じゃないと黒板が見えない、先生の声が聞こえない、とかがあるからだ。
が、誰もいない。ちょっと早過ぎたかな、と思い、荷物を置いて一服しに行ってゆっくり戻ったら13:40、またしても誰もいない。先生は良いとしても、学生が誰もいないというのはとても変だ。ドッキリか?教室を確認して学生課へ行ったら「ちゃんと、そこでやりますので、先生が来るまでお待ちくださいね」。
13:50に戻ってもやはり誰もいない、なんなんだこれは?といぶかっていた時に、後ろから先生が入ってきて、「今日はお一人デ〜ス」。そうか、そういうことか。
以前、3人というのがあって、その時には事前に学生課から、休むと授業が成り立たなくなるので、ちゃんと来てネ〜、みたいな通知が来で、今回そんなのが来たけど人数は記していなかった。
文学部の中国学科だと「はい、この原文を読んで訳してねー」、みたいなのが殆どなので、そんなので1人だとすぐさま「センセ、帰っていいっすか」になりそうなんだけど、ほんと歴史学部で良かった。
パワポを介しての授業だったので人数あまり関係なく、また一対一だから気兼ねなく会話のように質問したり関連した話をできたりするのがとても良い・・って、明日もあるけど。
今週のスクーリングは4月入学からすれば2回目なので学生もそれなりに多いハズだ。センセは「中国の仏教史は人気ないのかなぁ」とか言っていたけど、そもそもこれ必修だよ。最後の方に入学願書を申し込んだ私の学籍番号は35になっていたけど前期は40人もいないのか。中国学科も少ない観がしたけど東洋史も少なさそうだ。
しかし、一対一の授業なんて通信教育ならではで、飲み屋で語れるかも。
中国の仏教史とは言っても、インドでの釈尊のデビューから現中華人民共和国まで一応網羅している。いいじゃん、教養講座仏教コースを受けたのを思い出し、かつナーガールジュナの「空の理論」のところで中退したのを思い出した。ダメじゃん〜、中国からの大乗以降はやっていないよ。
時間もあったので取り敢えず一冊読んでおこうと、シラバスを見たら参考文献として『新中国仏教史』(鎌田茂雄著 大東出版社)があったが、2,372円もしたので、1,200円の古本『仏教史概説 中国篇』(平楽寺書店)を選んだ。
途中1時間の昼飯タイムがあるとは言え、9時から6時なのでそれなりにハードだ、特に一対一はより集中せざるを得ない、ちっともサボれない、ちょっとした居眠りもできない。
最後に試験があるのだが、超簡単と言っていた割りには、5つの項目が出されそれぞれ概説せよ。いくらテキスト等を見ても良いと言っても5つの項目を50分で記すのは超厳しい。それも8時間授業を受けてクタクタの後にでだ。
仕方がないからやるも3つ目辺りを記したところで「あと10分ですが、できましたか」。
「センセ、そんなの無理〜、2つしか書けてましぇん・・」。聞いたら書き写しでも良い、とのこと、先に言ってよ。ささっと残りを記して終わり。59点以下(不可)じゃなければ大満足だ。
一つ面白かったのは、中国歴代王朝で漢人以外が支配したのは、清と元の2つと思っていたら、なんと唐王朝もそうらしい。女性唯一の女帝だった武則天(則天武后)が2代目に嫁ぐが2代目の死後、出家して尼さんになるも、2代目の息子の3代目に嫁ぎ後に女帝となるところ。
第二夫人とかだったとしても父親の夫人を受けるのは漢人の理念に反する、つまり唐の李淵は遊牧民的な夷狄出身ではないか、とのこと。遊牧民的な夷狄の歴史文化を調べて、そのような事柄を検証例示すれば論文のテーマにでもなるかもな、と思いながら、帰りの夜行バスまでいつもの駅前の漫喫「topscafe」で時間を潰す。
今日の京都は一日中雨で、予報を見れば地元の埼玉も雨なので、ちゃんとした傘を持ってくれば良かった、と後のカーニバル。
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