■ 東洋近・現代史料講読
この科目がある意味、最後となり、残すところは、幾つかの「専門総合」と卒論、そして卒論関連の「発展研究ゼミ」だけになった。長かったなぁ、って、まだ先が長いけど。
近現代の史料を読む科目なので、事前配布資料として、中国語で記されたA4用紙が5枚送られてきました。
中国語と言っても、優しい先生なので、日本語の漢字で記されていた。清朝末の梁啓超が李鴻章について記した評論の一部分。
2021年8月5日~7日、on Zoom。 中国語の文章って、伝統的に事情を知っている人だけが分かるような記述をしている観があるので、私のようなそれを知らない人にとっては、注釈などを探して用意しなければならず、シラバスの参考文献に記されてあった岩波新著の『李鴻章』をゲットして事前に読んだ。清朝末の歴史では常連のお方なので、読んでみたら面白く3回ぐらい読んでしまった。
B-netの配布資料DLには、参照数が記してあり、そこには5とあったので、私を含めて3人ぐらいかな、と思いながら授業に臨んだら、なんとzoomのモニターに映っているのは私と先生の2人だけ。
聞けば、他の方はキャンセルとのこと。SR申し込み後のキャンセルって、受講料がもったいないねぇ。これは必修科目だから、いつやっても同じかと思うのだけど、急な仕事や法事が入ったのだろうか。
マンツーマンは、今回2度目。
1度目は、コロナ禍の前だったので本学で受講したが、それはパワポを使った授業だった。
一人でパワポを受けるのはとても辛い、眠くなる。下を向くとアナザーワールドになるので、なるべく先生に質問したりして、授業にアクセントを入れていた。
それでも歴史学科の東洋史コースは学生が少なく、多くて3人、通常は2人というのが通常だったので、1人というのもあまり気にならなくなった。
しかし、今回のは「順番に読んで訳してもらいます」とあり、順番なんてねーよっ、と思った。ただ、必修科目の場合は、必ず訳してくるための事前資料配布があるので、それなりに予習をして臨めば問題はないが、予習ゼロだと初日で詰むかも。
マンツーマンは、先生と一緒にマイペースで勧められ、かつ、卒論に向けたいろいろな資料などを紹介してくれたりと、一般的な人数の授業では味わえない貴重で有意義で、かつ楽しい授業となった。
在籍者数の少ない学科などは、学びにおいては隠れた有意義性があると思った。
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