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贅沢な床展 vol.11

2021年4月1日〜7日 於:アイデムフォトギャラリー「シリウス」

■ 参加者:
市川 恵美 梅津基世人
喜多 研一 柴田秀一郎
すずき 隆行 田村  博
中島  健 原田 裕之
ハーレー清水 三栖 幸生
山下洋一郎 横山 純子

 「贅沢な床」は1991年に初めて開催されました。
 当時は、みんなが当たり前にフィルムを使って作品を作っている時代でした。そんな中で、各個人が様々な写真表現をしていました。それらを一堂に会してショーケースのような展示が出来たら面白いのではとの思いで始まった写真展です。
 その後、13年の時を経て、ふとしたきっかけで2004年に「贅沢な床2」を開催しました。  その間にカメラに関しては大きく変化が有りました。フィルムカメラからデジタルカメラへという変化です。ただ、メディアがどう変わろうと様々な写真表現をしている方はたくさんいました。やはりショーケースのような展示が出来たら面白いと思って開催したのです。
 その後、約1年半おきくらいに開催を重ねてきました。参加メンバーについては、固定されておらず、その時の各自の希望によって参加・不参加を決めてもらっています。1回限りの参加の方がいたり、休んでまた参加とかの方がいたり様々です。

 そして、2019年に10回目の開催を迎えました。参加者も多く、沢山の方々にご来場いただき大盛況で会期を終えました。
 その後この展覧会はもう終わりにしても良いかなと思いました。その後少し考えたのですが、やはりこのように様々な写真表現をしている方が一堂に会する展覧会は他にあまり無いので続けていかなくてはと思い今回の開催となりました。

 贅沢な床代表 田村博


アイデムフォトギャラリー「シリウス」 アイデムフォトギャラリー「シリウス」アイデムフォトギャラリー「シリウス」
アイデムフォトギャラリー「シリウス」 搬入日

< 各作品:click 展示作品 >
市川恵美【市川 恵美】
「叫び」

私の住む浜松は気候が温暖で自然災害のほとんどない所でしたが気候変動のせいか何年か前から台風や大雨の被害を受けるようになりました。
日常の撮影フィールドとなっている佐鳴湖の樹々がバタバタと倒れ、根を天に向けて横たわる姿は何かを訴えて叫んでいるように見えました。

日本写真協会会員
http://www.emi-ichikawa.com/

【個展】
 2005 「佐鳴湖日記」新宿ニコンサロン bis21
 2010 「うらうへ」新宿コニカミノルタプラザ
 2012 「Free radical」ギャラリー・コスモス
 「日日の木(にちにちのき)」銀座ニコンサロン
【出版・受賞】
 「アサヒカメラ」月例コンテスト年度賞一位
 「日本カメラ」「日本フォトコンテスト」で年度賞(2000~2003)
 「うらうへ」(冬青社)  第17回酒田市土門拳文化賞受賞(2011)
 「Free radical」(App store)
 写真集「日日の木」Recollection・時の刻印 (Kindle/2016)
  CRP project参加(Kindle)http://www.amazon.co.jp/dp/b01deyy3wy  
  市川恵美「叫び」  
   
三栖幸生【三栖 幸生】 「中崎町探景」

大阪駅近くの中崎町は昭和の雰囲気を醸し出す魅力あふれる街並みに古着や小物を扱う民家を改装した小さな店やカフェが軒を並べている。
そこで出会った人たちの笑顔と元気は更に魅力的だった。

1945年神奈川県生まれ
2010年第16回酒田市土門拳文化賞受賞
写真集:2009年 「時-ときけい-景 time scape 」
2020年 「中崎町探景」
個 展:1989年 「風姿」厚木市勤労福祉会館
2009年 「時-ときけい-景」 銀座ニコンサロン
2010年 第16回酒田市土門拳文化賞受賞作品展「時景-ときけい-」
 土門拳記念館/新宿ニコンサロン/大阪ニコンサロン
所属等:日本写真協会会員
酒田市土門拳文化賞友の会代表幹事
  三栖幸生「中崎町探景」  
 
喜多研一【喜多 研一】 「土地の履歴書」

 このシリーズは、土地が古くから積み重ねて来たもの、その痕跡・断片・気配を、『土地の履歴書』と称して、現代に浮かび上がらせようという試み。  

 1974年 東京都大田区生まれ
 1996年 帝京大学文学部史学科卒業
 2015年 日本写真芸術専門学校夜間部卒業

 【個展】
 2015年3月『枯れない街』 スペースジング
 2018年2月『枯れない街 2016-2017』 ギャラリーヨクト
 2019年2月 『∑ 枯れない街 Ⅲ』 ギャラリーヨクト
 2019年11月 『GROUND RESUME』 ギャラリーヨクト
 2020年3月 『GROUND RESUME Ⅱ』 ギャラリーヨクト
 2020年11月『GROUND RESUME Ⅲ』 ギャラリーヨクト

 【写真集】
 2020年8月 『GROUND RESUME』(PHOTO STREET) 私家版  

喜多研一「土地の履歴書」  
 
横山 純子【横山 純子】
「野集」

‥野を集めたフォトグラム&サイアノタイプ
町の周辺で「野」を感じて惹かれた植物を写し撮った、フォトグラムとサイアノタイプです。
その植物はどこにも属さず、言うなれば自然そのものに属して繁殖した野性の体をしています。環境に即して生きながらえる植物 が織りなす有機的な光と影に、私たちが本来持っている「野性」の部分と共鳴する強さと美しさを感じています。

【個展】
1996「Sumiko Yokoyama photograph イメージの表皮」ギャラリー青山
2008「群葉:foliage from omotesando」ギャラリー同潤会
2019 退職教員記念展「yokoyama sumiko」女子美ガレリアニケ
2021「野集」ギャラリーヨクト
 ※他、グループ展、美術展など多数
 ※親子写真セミナー、写真ワークショップなど開催

 

横山純子「野集」
 
すずき隆行【すずき隆行】

すずき隆行  
 
田村博【田村 博】
「雑 景」

「雑景」というタイトルで写真を撮り続けています。
昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で色々なイベントが中止になったり、外出自粛の影響であまり撮影に出かける機会がありませんでした。
今回は少し前に撮影した写真を展示しています。

田村博 「雑景」1961年東京生まれ
1983年東京綜合写真専門学校卒
個展・グループ展「雑景」「贅沢な床」他多数
梅津基世人【梅津 基世人】
「Eyes」

 生き物たちが見せるさまざまな表情。
 大型の動物だけでなく、小さな鳥にさえ表情がある。
 目と目が合って一瞬感情が行き来する。
 そんな「視線」が、私にとっては最高のプレゼントです。

 1961年神奈川県川崎市生まれ
 群馬県伊勢崎市在住
 WOODY PLANNING代表  

 web Photo Gallery:http://www.woodyplanning.com

   梅津基世人「Eyes」

 
中島健「卒業旅行」【中島 健】
「卒業旅行」

娘の卒業旅行に同伴して行ったスペインを撮った、その父の写真群。
撮影地は、グラナダとコルドバ。

1958年 東京大森生まれ
佛教大学文学部中国学科卒

写真展
「MY COMPANY」 vol.1-3、「曇天台北」、「イベリアの月」、「台北発東京」、
「4回目のバースディ」、「リンリンワールド」、「ロベルル」、
「Time To Time」 vol.4-10など。
写真集 「MY COMPANY」、「Time To Time」 vol.1-10
https://www.accitano.com

中島健「卒業旅行」
 
梅津基世人【柴田秀一郎】
「バス停のある風景」

全国のバス停留所を取材スタートさせてから20年以上が経過しました。
以前撮影したバス停留所を約10年の歳月の経過とともに再訪して作品とエッセイに残しております。なぜなら作品群から日本が見えてくると思うからです。

1963年東京生まれ、写真家 竹内敏信に師事
「第11回酒田市土門拳文化賞・奨励賞」受賞2005年
写真集『バス停留所』リトルモア2010年
講談社『バスマガジン』連載中、6年目継続中!
http://syashinkas.com/

柴田秀一郎「バス停のある風景」
 
原田 裕之 「贅沢な床8から9の間で・・・」【原田 裕之】 「贅沢な床10から11の間で・・・」

カメラライフも16年を越えました。
相変わらず楽しみ悩みながら場数だけ踏んでいます。
前回に引き続き今回8度目の出展をさせて頂きますが、その2019年2月から2021年3月まで26ヶ月間の撮影の一部です。
これを機会に諸先輩方々のご教示が頂ければありがたいです。

原田 裕之「贅沢な床10から11の間で・・・」東京都生まれ。
東京電機大学工学部卒業
2019年「贅沢な床10」参加
2016年「贅沢な床 9」参加
2013年「贅沢な床 8」参加
2011年「贅沢な床 7」参加
2010年「贅沢な床 6」参加
2008年「贅沢な床 5」参加
2007年「贅沢な床 4」参加
2005年 写真を始める
 
山下洋一郎【山下 洋一郎】
山下洋一郎
 
ハーレー清水 【ハーレー清水】
「ポートレイト」

1956年 東京渋谷 生まれ

ハーレー清水「ポートレイト」

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