【ANAの機内食】
 各航空会社の経営厳しい昨今、短時間の飛行フライト便だと機内食はもしかしたらなくなってしまうのじゃないか、と思うくらいの節減モードが随所に見受けられ、まず機内食の選択ができなくなった。そして量や質が低下している。
ナイフやフォークはプラスチックになり場合によっては塩コショウが付いていない。
エコノミークラスにて、ビジネスクラスの食事を常識外の価格で販売していたのでアルコール類は高い確率で有料になるだろう。
その中でも頑張っているのがANAの機内食。パンとバターはなくなったけど、以前とあまり変わらない量と質をキープしているので、見納め風記念にパシャリ。
【雪花ビール】
中国のビールと言えば「青島ビール」だけ思っていたけど、現地に来ると何故か「雪花(シュェフア)」を良く見かける。雪花ビールは大連のビールだとガイドさんが言っていた。
青島ビール同様、やはり日本のビールは美味いな、と思わせるような全体的に薄く、コクと風味は何処だ?と喉が一生懸命探している感じだ。
普通の売店や店なら5〜10元(60〜120円)だけど、ツアーで行くレストランだと30元(370円)。サイズは600ミリリットルぐらいの瓶。
単純に「ビール(啤酒)ちょうだい」と注文すると常温のが出てくる場合がまだ多いのが中国。冷えたビールを飲む習慣が少しずつ広まりつつあると言われてはいるけれど、冷えた紹興酒が出てきたとしても「冷えたのを」を確認して注文するのが良いかも。
【中国共産党結成90年】
 今年2011年は中国共産党結成90年とかにあたり、あちらこちらで記念式典や行事が行われていた。
緑の制服に赤い国旗の色はなかなかお洒落だ。陸軍だと思うけど空軍のようなスマートさがある。
【香瓜】
 食事中、隣の同行のおばちゃんが「中国に行くのなら香瓜という果物が美味しいから是非食べてみて」、と友達に言われたのですよ〜。
「あれ、それなら隣の路上で果物とか売っていたからあるかもしれませんよ」
一緒に行ってみたら果たして香瓜が売っていた。値段は1斤(500g)辺りの値段。
「値切れないかしら〜?」
「10個ぐらいだったら可能だけど、2個じゃ無理でしょう〜」
後で食べてみたら、マスクメロンのような味がした。中国では赤が一番良い色とされているので看板など赤色のが多い。それとも中国共産党結成記念に合わせているのかな?
【結婚式】
披露宴会場のホテルやレストランの入り口には新郎新婦の名前を記した専用のアーケードを掲げているので披露宴をやっているのがすぐ分かる。
二人の幸せの意味である「喜喜」を記した赤いリボンで着飾られている車は、台湾もスペインも同じ。
聞けば、式の関係者の乗る車は全て同じ車種がベストで、BMWなら全車BMW、セルシオなら全車セルシオ等で、その車種ランクが一つのステータスになっているらしい。
つまり我が家のデミオが10台だとビンボー人に見られるのかもしれない。
あちらこちらで撮影しているのは、結婚記念アルバム用の前撮り。
台湾やスペインもこれまた同様なんだけど、私からすれば、とてもこっ恥ずかしい。
文化なんだろう、みんな楽しんでやっていて気にならないようだ。周りの人達も日常の光景のように取り立てて感心を示していない。
でもお嫁さんは可愛いし、見ていて楽しい。
【天津街】
 大連駅から近い夜店が並ぶ天津街をブラブラしていると、パンダの子供か?みたいな小動物を見つけた。
パンダ模様に染色した白い犬。すぐ人だかりができてみんな携帯でパシャッパシャッ。
中国なんて動いているものはみんな食べ物で「ペット(寵物)」という単語自体ないと思っていたけど、それは偏見または過去の話で今は日本同様にペットブームのようだ。
突然に路上で声をかけたらた。えっ?
昨年来た時に食べた海鮮食堂のあんちゃんだ。よく覚えているなぁ、感動の再会でツーショットでパシャリ。
「もちろん食べてゆきたいのはやまやまだけど、今回は団体ツアーなので夕食は食べなければならず、今は食べたばかりなのでビールさえも入らない状態なんだ、ごめんね。今後来る時には必ずね」
考えてみれば、ツアーの食事は座るだけで食べるフリをすれば良いのだ。今度からそうしよっと。
賑やかだった天津街もその海鮮食堂の先は何もなく、かのゲテモノ屋台もなくなっていた。都市計画とかでここの夜市は移転してしまうのかもしれない。
【旅順】
 ガイドブックとかでは旅順には軍港があるので、立ち入り制限も多く観光ツアーも中国人用と外国人用に分かれている、と記してあるけど、ガイドさん曰く「来年から規制がなくなり今はその準備工事をしているところなので、みなさん、来年また大連に来れば沢山の旅順が見られますよ〜」。
大連駅から伸びる終点の旅順駅で見学ができた。反対側は軍港入り口だけど写真を撮っても咎められなかった。
駅舎には時刻表があって朝夕1本ずつ。朝の9時発大連行きはとっくに出てしまっているのに何故か切符を買う若者たちで一杯だった。
16:25発があるので、先に切符をキープしてから旅順でゆっくりしようということなのだろう。大連まで1時間半なので座席指定は必要。
【大連】
朝夕は霧が多かったけれど、晴れても乾燥しているので過ごしやすいのが夏の大連。
来年77歳の叔父が「いやぁ今回も楽しかったなぁ。ケン坊〜、また来ようよ、今度はアニキも誘ってさ」
そのアニキの伯父は来年88歳。喜寿と米寿のお祝い中国ツアーねぇ・・・
「北京以北なら良いよ」
「え、ケン坊、上海とか南はダメなの?」
「中国の南は香港もそうだけどあまり興味ないなぁ、南は台湾のみ。北ならどこでも良いよ〜」
たったの2回だけど、中国の東北地方、結構好きになった。
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