台湾短期留学滞在記
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【 北埔という老街 】 2010.2.4 15:20

 内湾から車で30分ぐらいのところにある北埔(ベイプゥ)という老街の町へ行った。
 ここは電車がないので新東からバス。

 老街の定義って、昔の建物が修復をしたとしてもそのまま残っている「町並み、または一角」かな。
 「昔の」というのはたいてい日本の当時時代の建物で洋風なバロック建築やレンガ造りのが主で、それらを街おこしとして復興させようというブームになっているのが昨今の台湾。
 たいてい軒並みに並ぶそれらの1階はお店等で2階の壁面にその雰囲気を残している。築地辺りの看板建築と似ているかも。

 形態としては、
 1) その一角を完全にその雰囲気で残して行こうというエリア:台北近くの三峡
 2) 残そうとはしているがお店などの経営は店主任せになっているので新旧入り交じりの観がある。:台中の南屯、斗六
 3) 2)がより1)にしてゆこうという雰囲気になっている:台北近くの大渓
 4) 特に意識はしないけど気がついたらお店もそんな雰囲気になっている:北埔、台北近くの湖口

 それでも北埔はあちらこちらに新しい標識などがあるから市政レベルでの老街計画が進んでいるようだ。
 外人の勝手な解釈からすると、1)と4)が「来たぞ、見たぞ」という納得感がある。

 町の一角に写真家「鄧南光」氏の記念館があった。
 昨年辺りにできてまだ真新しい。館内の半分は鄧氏についての展示と、残りは無料休憩所&カフェテリア。
 サイトのトップが若い頃の鄧氏だけど、なんでレンズが付いていないのだろうか?それとも感度が低い甲板だったのでこういう形式のフォーカルプレーンシャッターとか?

 1900〜1970ぐらいの写真家で、作品の雰囲気から台湾の木村伊兵衛か名取洋之助だ。
 写真の写っている内容から、鄧氏はかなり裕福な家庭だったと思わせ、それなら台湾のラルティーグかもしれない。

 ただ展示写真が近年他人が焼いたモダンプリントなのは良いとしても、それがRCペーパーなのが残念。
 スナップはローライ35だけど乾板もあるので、それらの展示またはオリジナルなプリント、または身近な弟子とかがバライタ等で焼いたのを見たかった。
 2010年2月の話だけど、この展示方法が変わらなければ取り立てて北埔まで行って見に行く価値があるかどうかはかなり微妙。
 鄧氏の写真集なら台湾の大きな書店で売っている。
 写真はとっても良く、日常の記録的なものよりも、その合間に撮った記録的ではないスナップがとても印象的だった。
 今度台湾へ行ったら買ってこよう。



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