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墓参り_Villanueva

 二人目の墓参りは、ビジャヌエバ・デ・ロス・トーレス(Villanueva de los Torres)という日西どっちで記しても長い村へ行く(以降、Villanueva)。
 ここは、1986年来の親友「フアンヘ」及びそのファミリーが生まれたところで、やはり友達に地元を自慢したいところがあるのだろう、1992年の新婚旅行で連れてこられた。その時、村の人から「初めて日本人を見たよ」と言われ、すげーところに来たなぁ、と思った。

エヴァの墓参り エヴァの墓参り Villanueva Villanueva

在りしのエヴァエヴァの墓参り スペインにおいて、どこの墓にするかは当人の自由みたいで、たいていは住んでいたところか生まれたところが多いようだ。
 で、ヘススの妹のエバは、生まれたこのVillanuevaを選んだ。

 15年ぐらい前にフアンヘはドイツ人女性と結婚し今でもドイツに住んでいるが、5年前の私の渡西時に偶然スペインに戻ってきていたので、彼の車で最初のエバの墓参りをした。今回は2度目である。
 ただ、Guadix~Villanueva間のバスはあるが、なんか本数が少なさ過ぎのようで、距離も直線で30kmなので、友人のホルフェに頼んで、仕事後の18時に連れていってもらった。
 小さい村なので墓地の場所はすぐ分かった。しかし中に入ると何処にあるのか見失ってしまったのは、5年前に比べて墓の数が増えて、足の踏み場のない通勤ラッシュ状態になっていたからだ。
 やっと見つけて記念写真を撮ったが、墓同士がくっつき合った場所で、さすがに横の墓の上に乗るわけにもゆかず、かような不自然なポーズとなってしまった。
 亡くなる前まで、マラガ大学とかで絵画を教えていて、時々Messengerでやりとりしていた。
 写真展で使った彼女の写真を大事にとっておいてくれたのは嬉しい。その5年前にグラナダに住む両親の家を訪れたが、その私の写真が額装されて壁に掛けてあった。

スペインのMT車スペインのMT車 今回、都合3台の友人の車に乗ったが、いずれもMT車だったのにはびっくりした。
 最初は、グラナダ空港まで迎えに来てくれたベンハミンの車だ。
 「何故にしてMT車なの?スペインってMT車多いの?」と聞いたら、「ATだと運転していて飽きてしまって嫌になるのだなぁ。AT車もあるけど、MT車も少なくないよ。」と言っていたので、スペイン人にとって車の運転はバイクと等しいのかもしれない。
 二番目は、68才になるルルデおばちゃんだ。
 3年前に新車で買ったという韓国製の車は、早くもバックライトが片方切れていて、片方のサイドミラーも閉じたままになっていた。しかし気にせず運転していて、さすがだなと思った。
 「なんでMT車にしたの?」と聞くと、「AT車はちょっと高かったので予算的にコレにしたの」と言い、日本では考えられない理由だった。スペイン人にとって車の運転は、苦手とか楽したい、簡単だとかの意識を超越しているのだろう。こういうの羨ましいよ。
 ビジェヌエバまで送迎してくれたホルヘの車は外車のアウディなのだが、これもMTでディーゼル車だった
 1回だけグラナダでタクシーに乗ったけど、それはAT車で何処かしらちょっとホッとしたところもある。